ごあいさつ(2018年10月24日)

皆様、こんにちは、三鷹市長の清原慶子です。

今年は例年になく天候不順で、全国的に台風や集中豪雨による土砂崩れや浸水の被害が発生していますし、三鷹市でも一部地域で床上浸水の被害が発生しています。また、9月30日から10月1日にかけては台風24号による暴風によって倒木やトタン屋根等の剥離の被害が発生しました。
被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。

さて、三鷹市は、平成30(2018)年の今年、さまざまな取り組みが節目を迎えています。

たとえば、JR三鷹駅南口近くの「太宰治文学サロン」は、太宰治が通った酒屋さんの跡地に没後60年に開設して以来、3月に10周年を迎えて、9月には来館者が15万人を超えています。

4月には、「コミュニティ創生」を進める7つの住民協議会の一つである、牟礼コミュニティ・センターを運営する「東部地区住民協議会」が創立40周年を迎えました。

同じく4月に、「コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育」を実践している「連雀学園(第一中学校・第四小学校・第六小学校・南浦小学校)」「東三鷹学園(第6中学校・第一小学校・北野小学校)」「おおさわ学園(第七中学校・羽沢小学校・大沢台小学校)」が開園10周年を迎えました。

6月には、当時の小中学校の児童・生徒の意見を反映して策定した、子どもたちの健やかな育ちのために子どもと大人が共通に努力する内容を定めた『三鷹子ども憲章』が制定10年を迎えました。

7月には、障がい者の職業的自立等を支援する「星と風のカフェ」(三鷹駅前桜通り)が開設10周年を迎え、多世代の共助を実践する「地域ケアネットワーク・新川中原」も設立10周年を迎えました。「地域ケアネットワーク・にしみたか」は、来年の2月に10周年を迎えます。

8月には、三鷹市らしい「住んでよし、訪れてよしのまち・三鷹」を推進する「NPO法人三鷹都市観光協会」が創立10周年を迎えています。

9月からスタンプラリーが開始されている自然科学機構国立天文台、三鷹ネットワーク大学と市が共催している「太陽系ウオーク」は、世界天文年を記念して開始してから10回目を迎えており、例年以上に多くの皆様が参加されて活況を呈しています。

そして、10月には、三鷹市民協働センターの指定管理者であり、無作為抽出させていただいた皆様による市民討議会「みたかまちづくりディスカッション」を市とパートナーシップ協定を交わして実施している「NPO法人みたか市民協働ネットワーク」が創立10周年を迎えています。

このように、節目の年を迎えた団体の多くは、この秋から年末にかけて、節目をお祝いするとともに、これまでの取り組みを振り返り、未来を展望する記念式典等の事業を順次、開催されます。

私は、三鷹市長として、「民学産公の協働」のパートナーである皆様とともに歩んできて、大切な節目をご一緒に迎えることができている幸いに感謝いたします。

三鷹市は、平成29(2017)年11月に、「市民参加と民学産公の協働」の取り組みが評価されて、「地方自治法施行70周年」を記念する「総務大臣表彰」を団体として受けました。

まさに、今年度節目を迎えている多くの団体の活動も、その評価の対象とされた力強いものだと感じています。