【京都府京田辺市議会研修会で講演~玉露の香るまちで語る「こどもまんなか」と二元代表制の意義~】
- 2026/01/22
- 日記・コラム, 訪問記録
- 京都府, 京田辺市, 京田辺市議会, こども家庭庁, 近畿市議会議長会, 二元代表制, こどもまんなか, こども基本法, 放課後児童対策, 待機児童解消, 学童保育
1月20日、京都府京田辺市議会の研修会に講師としてお招きいただき、「二元代表制の深化とこどもまんなか社会 〜京田辺市の未来を創る議会の役割〜」と題して講演を行いました。
■ 昨春のご縁、そして新たな「共通項」
今回の訪問のきっかけは、昨年(2025年)4月に開催された「第90回近畿市議会議長会定期総会」に遡ります。
当時、定期総会の企画・運営担当として奔走されていた京田辺市議会の河本隆志議長(当時)が、私の講演「『こどもまんなか社会』の推進のために地方議会に期待されること」提案し、聴いてくださり、「ぜひこの話を京田辺市の議員の皆様にも聴いてほしい」と希望してくださったことで、今回の招聘が実現いたしました。
当日は、近鉄の新田辺駅まで河本前議長と研修会の企画・運営のご担当の市議会文教福祉常任委員長の菊川和滋議員とが出迎えてくださいました。
そして、上村崇市長のもとへご案内いただき、懇談の機会をいただきました。
この日、上村市長とは、思わぬご縁で話が弾みました。
市長は、かつて京都府に出向されていた総務省の官僚である黒瀬敏文さん(現・内閣府沖縄政策担当政策統括官)と旧知の間柄だそうです。
実は、黒瀬さんはこども家庭庁設立時に官房審議官(成育局担当)を務められていて、私もご一緒に仕事をさせていただいた方です。
そこで、上村市長も、黒瀬さんとの面談でこども家庭庁を訪問されたことがあるそうで、共通の知人の話題を通じて、これまで以上に親しく対話をさせていただきました。
■ 三鷹と京田辺を結ぶ「お茶」の香り
京田辺市は、玉露や抹茶の産地として有名な「お茶のまち」でもあります。
実は、私の地元である三鷹市茶道連盟の春秋のお茶会でも、席主の先生方が京田辺市のお茶屋さんから購入したお茶を紹介されることが多くあります。
私にとっても、その香りを通じて以前から親しみを感じていた市でした。
そんなご縁の深い地で、こうして議員の皆様とお話しできることを大変に光栄に思います。
■ 111年に一度の重責を担う若きリーダー
市議会事務局を訪問して、まず久保典彦議長、河田美穂副議長にご挨拶いたしました。
久保議長は30代という若さで議長に就任され、現在は「近畿市議会議長会」の会長も務めておられます。
「近畿市議会議長会」には、京都府、奈良県、和歌山県、兵庫県、大阪府、滋賀県の111の市の市議会議長が所属しています。
これにより、会長については単純計算で111年に一度の順番という貴重なタイミングであり、京田辺市の若きリーダーがたくましく会長職を務められていることに、地方議会の新たな息吹を感じました。
また、河田副議長は保育士及び幼稚園教諭の資格をお持ちで、こども政策にはご経験を通して大きなご関心をお持ちです。
■ 参加型で深める「二元代表制」と「こども施策」に関する研修会
私は、研修会では一方的な講演ではなく、参加型のスタイルでお願いしました。
二元代表制」における議会の役割や「こども基本法」の第3条(基本理念)などについて、議員の皆様にマイクを向け、ご自身の言葉で読み上げたり、お考えやご経験を語っていたきました。
当日の講演の内容については、ご担当の菊川議員からのご要望を含めて、以下の項目でお話しました。
【二元代表制】の意義と議会の役割、少子化とこどもをめぐる現状、【こども家庭庁】の設立と【こども基本法】、【こども大綱】と【自治体こども計画】、国のこども政策の最新動向と令和8年度予算案、京田辺市が直面している課題を考える ~学童保育と保育の待機児解消に向けて~、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動、【ウェルビーイング】と【こども・若者の意見表明機会の保障】、【こどもまんなかまちづくり】と議会への期待
■ 「選ばれるまち」の課題に向き合う京田辺市
京田辺市は、京都・大阪・奈良へのアクセスが良く、交通至便なまちです。
そのため、子育て世帯に選ばれるまちとしてこどもが増えており、児童生徒数も多い活気ある地域です。
一方で、「選ばれるまち」だからこそ、現在、たとえば、【放課後児童クラブ(学童保育)】のサービスには待機児童が発生しているという課題もあります。
講演では、待機解消に向けたこども家庭庁の支援策(放課後児童対策パッケージ等)について、特に重点的に説明いたしました。
研修会の終了後、この講演を傍聴してくださっていた、京田辺市こども未来部長の河本佐和子さんと対話しました。
私がこどもや子育て中の皆様の声を反映した「京田辺市こども計画」の策定について紹介し、評価させていただいたことを歓迎してくださるとともに、きめ細かく進めているこども政策について、子育て中の方々ばかりでなく幅広い市民の皆様に伝えるために広報に力を入れていることについて説明していただきました。
住民の代表である市議会が、こうして熱心に「こどもまんなか」のまちづくりについて情報を収集し、議論を深めていただいている姿勢は大変に心強いものです。
こども・若者施策の最前線は基礎自治体です。
二元代表制の一翼として、京田辺市議会がこどもたちの未来のためにさらなる力を発揮されることを期待しています。
そして、市役所のこども未来部や教育委員会をはじめとして、全庁で、「こどもまんなか」のまちづくりを前進していただくことを心から願っています。
清原慶子 Official Website
