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統計委員会企画部会対応精査タスクフォースについて

統計委員会企画部会対応精査タスクフォースについて

昨年12月24日、私が委員を務めている統計委員会の会議にご出席された金子恭之総務大臣の要請を受けて、国土交通省「建設工事受注動態統計調査」に係る「二重集計」と指摘される事案についての精査を開始するとともに、対応精査タスクフォースの設置を決定し、私は構成員に選ばれました。
このタスクフォースは、「建設工事受注動態統計調査」に係る統計作成過程の問題について、統計技術面を含めた「公的統計」の改善を進め、「国民の信頼」を回復するために、統計制度を所管する「総務省政策統括官室」の本件に関する対応について、機動的・効率的かつ短期集中的な検証を行うためのものです。

国勢調査に代表される「公的統計」は、国や自治体の政策の根拠となるものであり、大袈裟でなく、国民・市民の日々の生活に密接に関係するものであり、適切な統計作成が必要です。
1月5日、その活動について総務省ホームページに掲載されました。

タスクフォースは、12月26日の第1回会合後、この間の年末年始においても、政策統括官室の関連文書の検索・確認をするとともに、関係するポストにいた人(すでにOBとなっている人を含む)に対する書面調査や、そのうち重点的な精査を行う時期における在職者に対するオンラインによるヒアリングを精力的に行ってきました。
今後の予定としては、総務大臣からの要請を踏まえ、タスクフォースとしての取りまとめは1月の半ばに行う予定です。

統計委員会としては、公的統計に対する国民の信頼を確保していく上で、今回の件は大変遺憾なことと考えています。
今後は、タスクフォースの取りまとめ、国土交通省の検証委員会の検証結果において明らかにされた課題を踏まえ、「公的統計」の信頼の回復に向けて鋭意検討を進めていくこととしています。

公的統計について、決して堅苦しいものと受け止める事なく、どうぞ、生活に密着した身近なものとして受け止めていただければ幸いです。

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