水島新司さんがご逝去されたとの報道を受けて

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1月10日に漫画家の水島新司さんがご逝去されたとの報道を受けて、悲しくて残念な気持ちでいっぱいです。

私は、当時の外務省主催第１回国際漫画賞授章式に招待されて、審査員を務められた水島さんとお目にかかり、当時の麻生太郎外務大臣とご一緒に漫画についてお話しする機会がありました。
この賞は、海外でマンガ文化の普及に貢献する漫画作家を顕彰するものです。

私が子どもの頃、プロ野球を観戦していた1970年代には、パリーグに南海ホークスがありました。
その南海ホークスに所属していたのが景浦安武選手、あぶさんでした。

父が小売の酒屋をしていましたので、あぶさんの愛称が、お酒のアブサンに由来するのではないかということも承知していました。
また、『ドカベン』といえば高校野球、高校野球といえば『ドカベン』というように、その作品は、特に、高校野球好きの友達との会話には欠かせない主人公でした。

さて、国際漫画賞授賞式では、水島さんは初対面の私にも優しく語りかけていただき、ご一緒に写真を撮ることも笑顔で快諾してくださいました。
水島さんの漫画界での格別のご貢献と、私が感じることのできた穏やかなお人柄を偲び、心から哀悼の意を表します。