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神戸市への出張の夜の友人との語らい

神戸市への出張の夜の友人との語らい

寒暖差の激しい2月の下旬です。
今日も朝から暗い空から冷たい雨が降っています。
出かけるのも億劫な気持ちの時、1月に訪れた神戸での友人との楽しいひと時が思い出されます。

神戸市在住の友人は日頃はとても多忙で、なかなかゆっくり話す機会がないのですが、久しぶりに神戸に行くのであればぜひ会いたいと思い、ダメ元で連絡をしたところ、幸いにもその日は時間が空けられるとのことでした。
そこで、神戸市内が不案内の私は、夕方に出張先の神戸のホテルに友人に来てもらいました。
そして、ホテル近くの街を散歩しながら、夕食を摂るお店を迷いに迷い、結果として入ったお店は、最近整備されたという阪急神戸三宮駅西口近くにある、若者客の多い、気軽な雰囲気のレストランです。
私は「自家製ふわふわ神戸豆腐ハンバーグセット」を選びました。
サラダや多種の副菜に、野菜たっぷり味噌汁と十五穀ご飯がついて、1,529円とまことにリーズナブルな価格です。

その後、また、ぶらぶらと街を歩きましたが、彼女が言うには、前に住んでいた大阪よりも雑踏の度合いは低い感じとのことです。
食後のお茶を飲むお店はチェーン店を含めて通り沿いにたくさんありましたが、その中から、彼女の提案で、「せっかく神戸に来たのだから、清原さんがきっと入ったことのない、神戸中心に展開している【にしむら】にしましょう」ということになりました。
2人で顔を見合わせながら、メニューは迷わず「ケーキセット」で一致しました。
迷ったのはケーキ選びでした。
こんな時間が、たまらなく贅沢に思いました。

この日、友人とは特に、能登半島地震、児童虐待、性被害の問題などを含む、決して明るくない社会問題についても語り合いましたが、適度の甘さのケーキの味わいが、厳しい話題のもたらす緊張を和らげてくれたように思います。
神戸訪問から1か月余り過ぎて、今日のお昼のニュース速報で、「日経平均株価初めての39,000円台の最高値を記録」とのことです。
とはいえ、私にはまだ、その数値に示されているような経済の動向が、私たちの暮らしの真の豊かさに結びついているというような実感を感じることはできていません。

むしろ、今度神戸を訪ねた時に、神戸のにしむらの、あのケーキが値上がりしていないことを願う自分がいました。

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