三原じゅん子こども政策担当大臣と平井伸治鳥取県知事の面談に同席しました
三原じゅん子内閣府特命担当大臣・こども政策担当大臣に、鳥取県の平井伸治知事が2件の要望書を提出される際、内閣府の黒瀬政策統括官(共生・共助担当)、こども家庭庁の藤原成育局長とともに、こども家庭庁参与として同席させていただきました。
平井知事は予定より早く到着されましたので、随行の鳥取県令和の改新戦略部の櫻井理寛部長もご一緒に、当日のご要望の趣旨についてお聴きする機会を得て光栄でした。
【改新】という名称の意義を伺ったところ、【大化の改新】の645年の干支は【乙巳(きのとみ)】であり、令和7年・2025年は、60年に一度の【乙巳(きのとみ)】であることから、多様な課題をしっかり解決に向けて改革するという趣旨で【令和の改新戦略本部】という名称にしたそうです。
この日の1件目のご要望は、2016年に設立された【手話を広める知事の会】の会長として、「手話に関する施策の推進に関する法律の制定、手話施策の推進及び東京2025デフリンピック成功に向けた支援等について」です。
三原大臣は、手話に関する法律は超党派で議員立法として検討されていることを話されました。
また、イタリアでのG7の「包摂と障害に関する担当大臣会合」に出席された際、東京でのデフリンピックについてもPRされたことも紹介されました。
2件目のご要望は、鳥取県知事として、【いわゆるディープフェイクポルノによる子どもたちの性被害・性的搾取への対応について】の要望です。
ディープフェイクポルノとは、生成AIを利用するアプリ等を用いて、実在するこどもの画像を加工して性的な合成画像を作成してこどもの健全な成長に深刻な影響を与える人権侵害であり、厳正な取り締まりと有効な対策を求める要望です。
鳥取県では、青少年を【ディープフェイクポルノ】の被害者にも加害者にもさせないために、県議会の満場一致で【青少年健全育成条例】を改正したことから、国においての適正な対策を求めるという内容です。
三原大臣は、生成AIをめぐるこどもの被害を深刻に受け止めていらっしゃり、こども家庭庁が関係省庁と連携して、青少年が安心してインターネットを利用できる環境整備に努める中、「インターネットの利用を巡る青少年の保護の在り方に関するワーキンググループ」を設置して、生成AIを利用した児童ポルノに関する意見も出ていることから、今後検討を深めたいと話されました。
三原大臣と平井知事の面談の後で、ごく短い時間でしたが、三原大臣とお話しすることができました。
私は、三鷹市長在任中に内閣府が所管していた【青少年インターネット環境の整備等に関する検討会】の委員を務めていました。
その際、三鷹市内の事件の発生などを踏まえて【リベンジポルノ】についての社会的な関心が高まる中、私はリベンジポルノの対策をお願いする発言をするとともに、当時の森まさ子大臣に要望しました。
もちろん私だけではなく多くの皆様のご要望が届いて、【私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律】が2014年に制定されました。
三原大臣は参議院議員として積極的にこの法律の制定に取り組んでくださいました。
この日、この法律制定の際のご尽力に改めて感謝を申すことができました。
三原大臣と平井知事の対話には、【こどもまんなか】の理念が明確に共有されており、大変に心強く思いました。

