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三鷹市のコミュニティセンター利用状況と地域のコミュニティについて

三鷹市のコミュニティセンター利用状況と地域のコミュニティについて

三鷹市のコミュニティセンター 全7館は、新型コロナウイルス感染症対策として長期間休館してきました。
6/2より、「利用休止による市民活動の停滞状況を踏まえつつも、利用者の安全安心を最優先に、使用条件・目的・施設を再開当初は限定し、段階的に拡大することにより従来の運用を目指す」との市の基本的考え方に基づいて開館し、徐々に利用が再開されています。
とはいえ、個人利用はまだできません。

会議室等は「ソーシャルディスタンス等を踏まえた使用人数の上限以下での使用」となっています。
「使用者全員のマスクの着用、こまめな換気(1時間に1回程度)、手洗いの徹底、飲食の禁止」などが条件です。

したがって、人と人の距離が十分に保てず、飛沫感染の恐れがあるスポーツ、ヨガ、体操、ダンス、コーラス、カラオケ、囲碁、将棋、麻雀、ボードゲームや、飲食により感染の恐れがあるものとして茶道・料理教室などは、当面の間、使用できないとされています。
活動を開始しているグループは、徐々に予約を始めているようですが、ほとんどの団体が、新型コロナウイルス感染症対策のための非常事態宣言に対応した長期間の休館により、活動ができなくなっています。
また、コミュニティ祭りの中止をはじめ、ほとんどの行事が行えなくなって、人と人とが交流ができなくなっていることから、これまで培ってきた「コミュニティ」の絆を元通りにするには、まだまだ長い道のりがあるように感じます。

けれども、諦めてはいけません。
若者や高齢者を含む一人暮らしの人々、ひとり親を含む子育て中の世代をはじめ、多世代が住まい、暮らし、人生を生きている現場が地域です。
人々は、ただそこに住んでいるだけでは地域への愛着が生まれるわけではありません。
コミュニティセンターを中心とした各種事業や、町会・自治会等の活動によって育まれるのが、信頼と連帯と交流を基礎とする「コミュニティ」への帰属意識と愛着です。

コミュニティセンターが、真に、市民のコミュニティ意識の醸成の場と多様な活動の拠点としての機能を回復するために、感染予防に配慮した不自由な条件の中でも、人々の活発な活動が戻ることが期待されます。
コミュニティセンターはこれからも、多様な市民が集い、活動し、まちづくりを担い、心身ともに憩える施設であることが期待されています。
withコロナの時代にこそ求められるコミュニティの拠点として、その機能が活かされる為には、これまで以上に、地域の実情に応じた、市民本位による運営が不可欠と考えます。

私は地域ケアネットワーク新川・中原の推進委員ですが、新型コロナウイルス対策で、活動は休止中です。
先日届いた三鷹市の地域ケアネットワーク担当事務局よりの手紙では、「市民の健康と安全を最優先に考慮した対応で、サロンなど主催事業を中止し、7月に7つの地域ケアネット代表者会議を開催し、今後の統一的活動方針を決定」との事が伝えられました。
ようやく活動再開の在り方が検討される段階に入りそうですが、この間、特に独居高齢者や障がいのある方々、悩み深き子育て中の皆様に十分に寄り添えないでいたことは本当に残念な事でした。
道でサロンに通われていた方にお目にかかる時には、距離を保ちつつも、ひとしきり、安否確認や近況や暮らしの課題についての語り合いをさせていただきました。

既に、ケアネット新川・中原の正副会長は今後の対応についての話し合いを開始してくださっています。
withコロナの段階に入った今、第二波を防ぎつつ、事業の中止しか最善の対応がないとは思わずに、推進委員の皆様と知恵を集めて、感染予防に配慮した代替策を考え、その実践に協力していきたいと思います。

※写真は昨年の地域ケアネットワーク新川・中原参加時に撮影したものです。

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