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「NPO法人居場所作りプロジェクトだんだん・ばぁ」が『だんだん・ばぁのトリセツ 』を作成しました。

「NPO法人居場所作りプロジェクトだんだん・ばぁ」が『だんだん・ばぁのトリセツ 』を作成しました。

三鷹市でこども食堂を運営している「NPO法人居場所作りプロジェクトだんだん・ばぁ」が『だんだん・ばぁのトリセツ 』を作成しました。

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だんだん・ばぁは2016年7月に創立して6年目に入りました。
7月14日水曜日、だんだん・ばぁの活動日を訪ねました。

平均して100人のこどもたちが訪れるところ、6時過ぎから突然のゲリラ豪雨となりましたが、84人のこどもたちが、26人のボランティアが作って配布している美味しいお弁当を持ち帰りました。
当日のボランティアには、前期末試験を控えている杏林大学外国語学部の学生も参加していました。

そして、この日のメニューには、横浜中華街の招福門さんが寄付された240個の冷凍シュウマイが活用されています。

代表の加藤雅江さんは、私が客員教授を務めている杏林大学保健学部の教授で、私が三鷹市長在任中に、三鷹市内で早期にこども食堂の活動を始めた方であり、ご縁が続いて現在は杏林大学の同僚です。
加藤さんに今回の「トリセツ」の作成の経過について伺いますと、
「コロナ禍でこども食堂の活動のカタチは変わってきました。昨春、『コロナ禍で、だんだん・ばぁはなくなっちゃうの?』とたずねる小学生に、『大丈夫、絶対なくならないから』と答えてから1年以上過ぎても、状況は変わりません。」
と厳しい現状認識を語ります。

そして、
「コロナ禍の厳しい状況の中で、多くの人に支えられてこども食堂を継続する過程で、コロナ禍の今だからこそ、こどもたち、保護者、ボランティアの皆さんと、だんだん・ばぁが大事にしている思いを共有したい、そのためにトリセツを作りたい」
と考えたそうです。

非常事態宣言が出ても、集会場を貸してくださる都営住宅自治会の皆様に感謝し、新たに加わったこどもたち、その保護者、ボランティアの皆さんと、改めて、「だんだん・ばぁの原点」を確かめ合い、活動を持続可能にするために「トリセツ」を作成したそうです。

イラストは「ぷるすあるは」のチアキさんが描き、印刷製本は「フレンズ ウィズアウト ア ボーダー」の赤尾さん、永野さんがチャリティーを行い、寄付してくださったそうです。

全体の製作費は、三鷹市内に事業所を持つ株式会社SUBARU労働組合からの寄付を活用できることとなり、ちょうど活動を開始して6年目に入る7月に発行できたとのことです。

だんだん・ばぁのホームページにも、トリセツが紹介されています。
コロナ禍で、こどもたちが楽しみにしている夏の行事のほとんどが中止や延期となる中、毎週こどもたちを待っているのが、家庭でも、学校でもない、もう一つの居場所である「こども食堂」です。
その存在意義が再確認されています。

皆様も、ぜひ、『だんだん・ばぁのトリセツ 』をご覧ください!

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