エントリー

三鷹市新川のお蕎麦屋さん「砂場」にうかがいました。

三鷹市新川のお蕎麦屋さん「砂場」にうかがいました。

三鷹市新川で創業100年を迎えている、市内で最も老舗のおそばやさん 「砂場」で季節限定あつあつおそばのランチ(950円)をいただきました。 

20221115-1.jpg 20221115-2.jpg 20221115-4.jpg

店主の桑名重行さんが、初代店主の時に通っていた太宰治がお酒のつまみにしていた「そば味噌」を試食させてくれました。
これは、白味噌、赤味噌とひみつのレシピのいろいろを混ぜて長時間水分が抜けるまで練りこみ、そこにそばの実の「抜き(粉をひく前のそばの実)」を空炒りして入れてあります。
その香ばしい珍味は、お酒を飲めない私も惹かれる味です。

桑名さんは、コロナ禍でお店の経営が厳しくなる中、感染症拡大により、特に大きな影響を受けている事業者に対して、事業の継続を支え、再起の糧となる、事業全般に広く使える給付金を支給する制度である「持続化給付金」については、是非ともお客様の利便性に活用しようと、店舗内のテーブルを更新し座りやすい椅子に交換したそうです。
幸いにもお客様にはとても好評で、店主としてもとても嬉しく思っているそうです。
また、創業100年を記念してお祝いの会を開催するなどはいっさいやめて、三鷹市社会福祉協議会に記念の寄付をしたそうです。

まだほとんどお店のなかった100年前から営業している貴重なお蕎麦屋さんである「砂場」には、太宰治だけでなく、丹羽文雄、武者小路実篤といった作家の皆さんも、よく通われていたそうです。

実は、砂場は三鷹市役所からすぐのところに立地しているご近所ということもあり、私が三鷹市長在任中には、東京消防庁の幹部が来訪された時には、三鷹市消防団幹部の皆様と食事をご一緒しました。
また、平日の昼食時に大好物の「サラダうどん」を配達していただいたりしていたご縁があります。

桑名さんは老舗ゆえに30代から東京都麺類協同組合の役員をして、今も役員の責任を果たしているとともに、100店舗以上加入している「全国砂場会」の会長もされていることを誇りに感じています。
日本人の食にとっては、かけがえのないおそばです。

創業100周年、本当におめでとうございます。

ユーティリティ

記事検索Entry Search

Search
キーワード

過去ログArchives

RSS Feed