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東京消防庁三鷹消防署の高橋公也署長、飯島一浩副署長らを訪問し対話しました

東京消防庁三鷹消防署の高橋公也署長、飯島一浩副署長らを訪問し対話しました

例年より気温の高い日が続いていますが、すでに「歳末」を迎えています。
秋から冬に季節が移り、年が移りゆく頃、火災や災害が決して発生しないことを願わざるをえません。
歳末のある日、私は東京消防庁三鷹消防署に、4月に就任された高橋公也署長を訪問し、日ごろの防火防災へのご尽力に感謝するとともに、歳末特別警戒へのお願いをしました。
同じく4月に就任された飯島一浩副署長、宇都宮輝泰警防課長、森利之予防課長もご一緒に対話をすることができました。
秋には市内各所で総合防災訓練が実施されてきたことから、高橋署長、飯島副署長はじめ皆様は、三鷹市は消防団、関係団体、市民の皆様と消防署との協働が円滑であることを誇りに感じていらっしゃるとのことです。

そこで、私が三鷹市長在任中に、消防署と消防団と署隊との連携、情報通信連携訓練等の充実をはかる取組が推進され、集団による訓練に困難が生じたコロナ禍を乗り越えて、現在もしっかりと継続されていることを大変に心強く思います。
特に、消防団の皆様は本業を持ちつつも、「自分たちの地域は自分たちで守る」という使命感に基づいて、訓練に励み、火災や水害が発生した際には、消防署との慎重かつ密接な連携によって、対応してくださっています。
さらに、防災訓練や水防訓練での活躍だけでなく、小学校で消防車の写生会や防災キャンプの運営に協力するなど、こどもたちへの防災意識の向上や啓発にも活躍していることは、大変に重要な貢献であり、深く敬意を表します。
改めて、消防署の皆様に、消防団との密接な連携と安全な活動に関するご支援についてお願いしました。
高橋署長は、この間、消防委員会や消防関係団体の会議等を通じて、現役の消防団の正副団長や分団長、団員の皆様だけでなく、歴代消防団長や消防団経験者ともお目にかかる機会をお持ちであり、消防団への深い信頼感をお持ちです。

私は、三鷹市長就任直後に、総務省消防庁に設置された消防団の団員確保に関する研究会の委員を務めたことがあります。
その研究会では消防団活動に協力している事業所を顕彰する「消防団協力事業所表示制度」が提案されました。
これは、増加している被雇用者(会社員等)が入団しやすく、消防団員として活動しやすい環境の整備のために、事業所の消防団活動に対する一層の理解と協力を得るための制度です。平成18(2006)年度より市町村にその導入推進が図られています。
また、平成26(2014)年2月から総務省第27次消防審議会の専門委員を務めたのですが、その時は平成25(2013)年12月13日に公布・施行された「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」の具体化について諮問されました。
その第1回会議で、私は、「三鷹市では少数ではありますが消防団協力事業所を認定しています。入札による総合評価においては、消防団員を輩出しているということを考慮して加点しています。(中略)また、大学生の存在は大変重要であり、消防団における活動は、就職に有利に働くだけではなく、単位認定とするような事を、大学関係者と話し合いを進めていけば良いと思います」と発言しました。
すると幸いにも他の委員の大学生に関するご意見も反映して、大学生等の加入促進については、特に就職を想定したインセンティヴの付与が効果的であると考えられることから、真摯かつ継続的に消防団活動に取り組み、顕著な実績を収め、地域社会へ多大なる貢献をした大学生、大学院生、又は専門学生について、市町村がその実績を認証して就職活動を支援することを目的とする「学生消防団活動認証制度」の導入を図ることになりました。このことについては、平成26(2014)年11月に消防庁から全国に通知が行われました。
三鷹市でも大学生の団員にはこの認証制度を活用したことがあります。

この日の高橋署長や皆様との対話の中で、今年の6月に発行された(一財)日本防火防災協会が発行の『地域防災』第50号記念企画で、私が消防団や地域防災団体代表と座談会をした時の記事を紹介しました。
すると、皆様は、まさに消防団、消防関係団体、消防少年団や女性消防リーダーの会をはじめとする三鷹市民の皆様との地域防災における「協働」を心強く思っていらっしゃることを改めて話してくださいました。
とても嬉しく思います。
何よりも年末年始が災害のない平穏な日々でありますように、心から願います。

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