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【こどもの居場所づくりトップセミナーin 鳥取】に講師として参加しました

【こどもの居場所づくりトップセミナーin 鳥取】に講師として参加しました

先日、鳥取県米子市の米子駅前にある米子ワシントンホテルプラザで開催の【こどもの居場所づくりトップセミナーin 鳥取】に、講師として参加しました。
主催は、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえと一般社団法人地方行財政調査会で、運営は時事通信社が行います。
後援は鳥取県、鳥取県市長会、鳥取県町村会です。

冒頭、平井伸治鳥取県知事が後援者を代表してビデオメッセージを寄せられました。
平井知事は、①こどもがそれぞれの個性や能力を発揮するためには多様な居場所が必要なこと、②鳥取県では、こども食堂をはじめとして、【こどもの居場所づくり】に力を入れていて、県内の市町村が、それぞれの地域の特徴を生かして取組むことを支援していること、③こども家庭庁には自治体の【こどもの居場所づくり】への支援を要請しているところ、補助の予算確保など一定の前向きな対応があること、などを話されました。

そして、私は、「『こどもまんなかまちづくり』がひらく『多世代交流』のとびら」と題して講演しました。
その後、全国こども食堂支援センター・むすびえの理事長の湯浅誠さんが、「地域づくりとしてのこどもの居場所づくり」について講演をしました。
私は今年度は、埼玉県さいたま市、福島県福島市で開催された【こどもの居場所づくりトップセミナー】に講師として参加しました。
そこで感じた鳥取県の参加者の特徴は、自治体の幹部や県議会議員、市議会議員、自治体職員の皆様とほぼ同数のこども食堂関係者が聴講してくださったことです。
その中には、【とっとり子どもの居場所ネットワーク”えんたく”】のコーディネーターをされている福安潤一さんも参加されていました。
地域の多様な取組みをネットワーク化することで、それぞれの団体のチカラが増幅します。
平井知事が言われたように、鳥取県内ではこども食堂の活動が活発であり、トップセミナーを、自分たちの活動の意義を確認する機会としていただいていることが表れているように思いました。

また、幸いなことに、私は当日、鳥取県こども家庭部の中西朱実部長、同部家庭支援課の松本夏実課長と対話する時間も持てました。
特に、こども食堂を居場所とすることができる人ばかりではないことも視野に入れて、孤立する母親、父親をはじめとして、潜在しやすい家庭での子育ての悩みに寄り添い、適切な支援の必要性とその具体策について語り合いました。
さて、私は三鷹市長在任中に、鳥取県の職員研修の講師として招かれたことがあります。
その際に、副知事をされていて、県庁付近をご案内いただいたのが、現在の平井知事です。
その後、国のある審議会で鳥取県の取組みを視察し、知事にインタビューする機会があり、知事公邸を訪問したことがあります。
また、平井知事は直前の全国知事会会長でいらしたので、私がこども家庭庁参与として参加している【こども政策に関する国と地方の協議の場】に知事会会長として参画されていました。
さらに、平井知事は私が委員を務めている【地方公共団体情報システム機構】の代表者会議の議長をつとめていらっしゃいます。
本当に、鳥取県とは深いご縁をいただいていることから、本当にゆっくりと米子市内を散策したかったのですが、日程の都合で、その日は空港から会場をタクシーで往復するだけとなりました。

残念に思っていると、帰路のタクシーの運転士の黒山猛さんは、【大山・日野川・中海学検定合格書】の第1号を持っている地元の地域学の専門家でした。
そこで、空港までの間に、米子市の歴史など楽しく話してくださいました。
米子鬼太郎空港に到着直前に見えた大山の勇姿、帰路のタクシーの窓から見る夕景の美しさと共に、短い滞在でも濃密な鳥取の地域と住む人の魅力を感じることができました。

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