エントリー

福島県西会津町【町制施行70周年記念式典】で記念講演をしました

福島県西会津町【町制施行70周年記念式典】で記念講演をしました

11月14日、福島県西会津町の【町制施行70周年記念式典】に講師として招かれ、記念講演をさせていただきました。
このご依頼は、福島市で開催の【こどもの居場所トップセミナー】で私の講演を聴講してくださった大竹亨副町長さんとのご縁から生まれました。

西会津町は298.1 km²に約6,000人が住んでいます。
福島県の北西部に位置し、新潟県と県境を接した町です。
江戸時代から明治維新期の時代には、阿賀川を利用した舟運と多くの人が行き交う宿場町であり、越後街道の要衝として繁栄しました。
また、「会津の霊地」信仰の里としても古い歴史があり、美味しい農産物や温泉など、たくさんの資源に恵まれています。
町の中心部には磐越自動車道・西会津インターチェンジがあり、首都圏等からの交通アクセスも便利です。
前日に、名誉町民推挙予定者、姉妹市町村の皆様はじめご来賓の方々とご一緒に、薄町長の招宴において、美味しい郷土料理をご馳走になりました。

記念式典前に、薄友喜町長、大竹亨副町長、五十嵐正彦教育長と記念写真を撮りました。
式典は町の老人クラブの女性部の皆様を中心とする【さゆり銭太鼓】の演技から開会しました。
そして、1954年に町制施行されて以降、最近までの歴史を要約した記念ビデオが上映されました。
簡潔な中に、【日本の田舎】を標榜する西会津町の魅力が詰まっています。
薄友喜(うすきともき)町長の式辞、伊藤一男議長の挨拶の後、福島県鈴木副知事はじめ地元の衆議院議員代理、お2人の県議会議員の祝辞がありました。
次に、横浜市在住の在京西会津会会長・西会津応援大使の新田興助さんが名誉町民に推挙されました。
その後、自治功労者等表彰、文化・教育表彰、感謝状の贈呈がありましたが、新田さんだけでなく、町内に住所を持たない方々もう少し多く含まれていました。
このことは、【西会津町まちづくり基本条例(2008年4月1日施行)】の【町民】の定義に根拠を持っています。
すなわち、【住民】は、町内に住所を有する者ですが、【町民】は、町内に居住する者、町内で働く者、町内で学ぶ者、町内で事業を営む者、その他町内で活動する者とされているとともに、【まちづくりの主役は、町民とします】と規定されているのです。

各種表彰の後で、私は記念講演をさせていただきました。
テーマは、町長とご相談して、【『多世代交流』で開く西会津町の未来〜『健康寿命』と『貢献寿命』を延ばし『幸せ』を実感できるために〜】としました。
講演の中で。たとえば、明治大学農学部教授小田切徳美先生の『にぎやかな過疎』{(一社)農山漁村文化協会2024年]を参考にして、【にぎやかな過疎】の特徴を次のように紹介しました。
①地域はワイワイ・ガヤガヤ:人口減のなかでの【人財増】
②人が人を呼ぶ、しごとがしごとを創る
③多様な人財の【ごちゃまぜ】の場がある ⇒地域の縁側
④外との交流を地域内部のエネルギーとする⇒ネオ内発的発展
⑤対話とプロセス(時間)の重視

講演の途中には、参加者の皆様のお声を聴きながら、西会津町の魅力を軸に、多世代交流の機会を充実していく方向性を共有するように努めました。
最後は【西会津町民憲章】を朗読して、参加者の皆様の未来のまちづくりへの参加に向けた決意を分かち合いました。
に:担います 未来を拓く まちづくり
し:信じます 敬うこころ おもいやり
あ:愛します 豊かな自然 住まう人
い:活かします 郷土のたから みんなの夢
づ:創ります 笑顔あふれる ふるさと
この憲章には、愛も夢も込められています。

私は、講演の結びに、
『にしあいづまち
多世代が であい あいさつしあい
語りあい 支えあい 参加しあい敬いあい 高めあい
70周年の先の未来に向けて
愛と幸せを、夢ではなく実現する
まちづくりの主人公は皆さんです!』
とエールを送りました。

ユーティリティ

記事検索Entry Search

Search
キーワード

過去ログArchives

RSS Feed