第90回近畿市議会議長会定期総会に参加して西脇隆俊京都府知事と再会しました
【近畿市議会議長会】の第90回の定期総会の開会式では、来賓として、西脇隆俊・京都府知事、石田宗久・京都府議会議長、坊やすなが・全国市議会議長会会長代理の角田勝・たつの市議会議長が祝辞を述べられました。
西脇知事は、急逝された岸本和歌山県知事への弔意を述べられてから、災害多発時代における危機管理の重要性の高まりと、被災地のみでない自治体同士の連携の重要性を提起されました。
また、開幕した【大阪・関西万博】には関西広域連合の枠組みを生かした関西パビリオンに8つの府県が参加していることを契機に、京阪奈万博などの関連イベントへのいざないを通じて、近畿・京都府の魅力を発信していきたいと話されました。
また、日本初の開催となる【2027年ワールドマスターズゲームズ】について、各自治体の連携を呼びかけられました。
結びに、「私の施政の重要課題は【子育て環境日本一京都】の実現であり、これから予定されている、私が親しくしている清原慶子先生の講演を聞かないことを壇上からお詫びします」と言われましたので、驚きました。
さらに、驚いたことに、開会式後の休憩に講師控え室に戻ると、すぐに、西脇知事が訪ねてくださいました。
こうして、光栄にも、お久しぶりに対面することができました。
西脇知事は、京都府知事に就任される前は国土交通省の総合政策局長・官房長・国土交通審議官などをおつとめでした。
私は、三鷹市長就任前には、国土交通省【社会資本整備審議会】委員、就任後は、国土交通省【中央建設業審議会】【国土審議会】の委員を務めましたが、その間、国土交通省の要職にいらした西脇知事と、光栄にも折々に会議をご一緒したり、対話と交流の機会をいただいていたのです。
こうして、近畿市議会議長会が、西脇知事との再会の機会をもたらしてしていただいたことに感謝します。
その後の会議で、支部提出議案、予算案、役員案など、全ての議案が円滑に可決され、会長に河本隆志・京田辺市議会議長、副会長で次期総会当番市に上田英樹・丹波篠山市議会議長が選任され、会議が閉会となりました。
そして、いよいよ研修会となり、私が、【『こどもまんなか社会』の推進のために地方議会に期待されること】と題して、講演をしました。
大変に広い会場でしたので、私は壇上からお話しするだけではなくて、壇から降りて、前半には、議長の皆様に、【こども基本法】の第3条の6項目の理念を読み上げていただき、所感を話していただきました。
後半には、数市の議長から、こども・若者の意見反映の機会である、いわゆる【こども議会】の実践事例を報告していただきました。
近畿市議会議長会の皆様の熱心に傾聴してくださると共に、突然に私がマイクを向けても前向きに対応してくださった包容力のおかげさまで、決して私からの一方向ではない研修の機会とすることができたのではないかと感謝しています。
しかも、質疑応答の時間には、ヤングケアラーの把握と対応の在り方などについてのご質問もいただきました。
4月13日に開幕した【大阪・関西万博】のテーマは、【いのち輝く未来社会のデザイン】ということです。
今回の講演をヒントにしていただき、まさに少子長寿化に直面している都市自治体の市議会議員の皆様が、持続可能で創造的な地域の未来を開いていく1つのキーワードに、【こどもまんなか社会】を位置付けていただくことを願っています。



