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【地域安全の重点課題は空き巣から特殊詐欺へ】

【地域安全の重点課題は空き巣から特殊詐欺へ】

10月11日から20日まで、【全国地域安全運動】が行われます。
この運動は、防犯協会をはじめとする民間防犯協力組織・団体、地域住民のみなさんと警察が連携して、社会のルールを守ろうとする規範意識を育み、地域の絆の醸成を図ることを通して、犯罪のない安全で明るくすみよい地域社会の実現を推進する運動です。
私は、10月11日(土)午後、三鷹市公会堂光のホールで開催の三鷹防犯協会・三鷹市・三鷹警察署が共催の【地域安全市民のつどい】に参加しました。

入り口で迎えてくださったのは、私が三鷹市長在任中から様々な場で、協働のパートナーであった、現在は【防犯協会】の活動もされている皆様です。
そのうちのお1人は、先日の三鷹国際交流協会主催の【国際交流フェスティバル】で、前実行委員長としてお目にかかった石井章夫さんです。
もうお1人は、三鷹市飲食業連合組合の会員で、三鷹市食品衛生協会にも属している鈴木尚史さんです。
鈴木さんは今年の三鷹市技能功労者表彰で表彰されたことから、お祝いを申し上げました。
すると、私がボランティアをしている地域ケアネットワーク新川・中原でも、市民の皆様に防犯のお話をしてくださっている三鷹警察署【ふれあいポリス】の神津和仁さんも歓迎してくださいました。
3人の皆様はじめ防犯協会のボランティアの皆様に、私が三鷹市長在任中から協働して刑法犯認知件数を毎年減らすことにご尽力いただいてきたことに感謝しました。

式典が開始され、山﨑広行・三鷹警察署長から、驚くべき数字が紹介されました。
三鷹市のこの日現在の特殊詐欺の被害件数は56件で、被害額は、なんと6億1411万円とのことです。
昨年は1年で同じく被害件数は56件で、被害額は約1億7千万円だったそうで、それもかなりの高額ですが、今年はこの時期に、すでに3倍以上もの高額の被害は、深刻な事態といえます。
そして、山﨑署長は、全国地域安全運動が開始された頃の重点課題は空き巣だったそうですが、三鷹市内の昨年の空き巣被害は3件だったということで、特殊詐欺の被害の深刻さが、さらに浮き彫りにされました。
【特殊詐欺】撲滅は、2004年からこの運動の重点課題となっていたとのことで、現在はさらに巧妙になっていることへの警鐘を鳴らされました。

式典後の第一部では、三鷹市立第二中学校吹奏楽部の皆さんの元気いっぱいの演奏が行われました。
曲目は、【ミセスグリーンアップル】というグループの【ライラック】と、【SHISHAMO】というグループの【明日も】でした。
部長はドラムを演奏していて、この頃の吹奏楽部の選曲の現代性と共に、若々しいリズム感を感じました。
第二中学校の吹奏楽部、今年の東京都の吹奏楽コンクールで金賞を受賞したとのことです。

その後、三鷹警察署生活安全課の女性警察官のお2人が、特に特殊詐欺や悪質商法の犯罪の形態とそれを防ぐ方法について詳しく説明してくれました。
特に、特殊詐欺は国際電話から連絡が入ることがほとんどとなっていることから、【国際電話利用契約の利用休止】が防犯の1つとなることから、ロビーでその申込を受け付けていることの紹介もありました。

三鷹市全体としては、私が三鷹市長に就任した2003年から現在に至るまで、三鷹市防犯協会の皆様、【三鷹安全安心パトロール】の協定を結んでくださっている町会・自治会、管理組合、企業や関係団体の皆様との協働によって、刑法犯認知件数は毎年のように減少傾向にあります。
けれども、特殊詐欺をはじめ、少なくなったとはいえ、空き巣の被害を受けた方々の金銭的物理的被害だけでなく、精神的被害は、容易には回復できません。
【地域安全運動】のキャッチフレーズは【守ろうよ 私の好きな街だから】です。
犯罪に遭った方々は、そのことで、住む街を嫌いになってしまいます。
住み続けたいからこそ、自分たちの街を、みんなで守ることの意義を、お互いに確かめ合いたいと思います。

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