【三鷹市立東台小学校の運動会は感動の連続】
文字通りの【秋晴れ】のもと開催された地元の【鷹南学園三鷹市立東台小学校】の第53回運動会に訪問し、こどもたちの活躍を応援しました。
今年の運動会は、第1ブロック(1・2年生の保護者及び開会式:金管バンド・応援団の保護者)、第2ブロック(3・4年生の保護者)、第3ブロック(5・6年生の保護者)というように、保護者の入れ替えがあります。
私と同居している孫は4年生と6年生であり、2人とも金管バンドに所属しているとともに、6年生は応援団副団長を務めているということで、保護者の1人としての私は、今年は幸いにもすべてのブロックに参加できます。
開会前に、大木美香校長を中心に、教員の皆様が心合わせの開会前ミーティングをされています。
私も、この日の運動会の成功を願いました。
私は光栄にも、前市長として歓迎していただき、来賓席で応援させていただきました。
来賓席には、市議会議長と教育長が訪問されましたが、この日は市内の11の小学校で運動会があるとのことで、短時間の滞在でした。また、3名の議員が来訪され、こどもたちを見守っていました。
小林洋子前校長や、他校に異動された前任の教員の方も応援に駆けつけていらっしゃいました。
また、鷹南学園の学園長である三鷹市立第五中学校の櫻井勉校長とは、各種目の間に、私がこのたび【文部科学省中央教育審議会教育課程部会特別支援教育WG】の主査をお引き受けしたこともあり、特別支援教育を含む課題についてお話しすることができました。
そして、鷹南学園コミュニティ・スクール委員会の鈴木恵美会長、松島眞理副会長はじめ、ご一緒にボランティアをしている地域ケアネットワーク副代表の小田切茂美さん(主任児童委員等)、大戸理恵子さん(民生・児童委員等)、根本哲郎さん(民生・児童委員)、くすのきっず(地域こどもクラブ)代表の中村裕子さん、新川・中原災害対策連合会長の麻生清次さん、地元の駐在所の警察官の方々とご一緒に応援しました。
金管バンドのファンファーレで始まった開会式では、まず小学校1年生の【はじめのことば】があります。
特別支援学級の児童を含む1年生による「待ちに待った運動会がやってきました。一生懸命頑張りますので、応援してください」という趣旨の、元気いっぱいの声が響き渡ります。
続いて、大木美香校長は、これまで練習を重ねてきたこどもたちの努力を讃え、決してあきらめずに、最後まで、みんなで協力して、今日の日の運動会をつくりましょうと呼びかけます。
そして、保護者の皆様にはこれまで健康管理に努めるとともに、地域の皆様の理解に感謝されました。
金管バンドの「得賞歌」の演奏のもとで、優勝杯が白組応援団長から、準優勝楯が紅組応援団長から返還された後の、こどもたちの歌う【ゴーゴーゴー(運動会の歌)花岡恵作詞・橋本祥路作曲】が珠玉でした。
まず赤組が「ぼくらはかがやく たいようのように・・・・・ もえろよもえろあかぐみ」と歌い出し
白組が「ぼくらはしろい いなずまだ・・・・・ちきゅうをめぐるいなずまだ しろぐみ」と歌います。
そして、両方の組が、それぞれの組の歌を歌うとき、それぞれの組の団結と闘志が、元気な声に溢れます。
続いて、6年生代表が、今年度のスローガン【笑顔ではばたけ 風のように全力で楽しもう】を紹介し、赤組白組の応援団長が選手宣誓をします。
その後準備体操があり、いよいよ開会です。
1番目に、応援団による応援合戦が行われ、私の孫娘は赤組副団長として、太鼓を担当しました。
金管バンドでパーカッションを担当していることもあり、和太鼓を叩くリズムも安定していて、その役割を果たす姿に安どしました。
その後のプログラムは、3つのブロックごとに、各学年の【短距離走】と演技の種目が演じられます。
【短距離走】には、特別支援学級の児童がそれぞれの体調に合わせて最後まで走り切っています。
小学校1年生の時には当時の【徒競走】で一等賞となり、リレーの選手にも選ばれたことのある私ですが、その後は次第に走ることは得意ではなくなった私は、こどもたちがゴールに向かって懸命に走る姿に励まされました。
また、各学年の演技は、1年生の「ぴっかぴっかの1年生」の音楽に合わせた初々しいいダンス、2年生のうちわを駆使した演技、3年生の2枚の小旗を駆使した演技、4年生の大きな旗を駆使した演技、5年生の太鼓の演奏にのみ合わせて、片手に扇子を持ち、片手で鈴を鳴らしながらの演技、6年生恒例の「ラストソーラン~未来へ漕ぎ出せ」まで、こどもたち一人ひとりの演技による、全体で心を合わせたフォーメーションの美しさに心が打たれました。
最後の種目の中学年リレー・高学年リレーは、文字通りの「抜きつ抜かれつの展開」で、はらはらドキドキしました。
私の席からは、紅白の得点は見えなかったのですが、各学年の【短距離走】と【リレー】の展開は、どちらが勝っても不思議ではないと思わせました。
整理体操の後、いよいよ閉会式となり、まず採点係から得点が発表されました。
白組381点、赤組364点と僅差で白組の勝利となりました。
優勝杯と準優勝楯を授与された後で、大木校長は「開会式でお願いした通り、最後まであきらめずに努力したこと、友達と協力して組やグループでの表現を組み立てたこと、演技の際にきちんと挨拶ができたことなどなど、嬉しいです。こどもたちは力を出し切りました。このように自分を磨くことは、必ずこれからのこどもたちの成長につながります」とこどもたちの努力を讃えました。
最後に、6年生の代表が【おわりの言葉】を話しました。
「今日の運動会がすばらしいものとなった今、ぼくたちが卒業した後のお願いがあります。「日常を大切にしてほしい」ということです。日常生活を大切にすることから、運動会などの行事が充実すると思います。」と。
卒業まで半年となった6年生ならではのメッセージだと思いました。
大木校長の挨拶も、6年生のおわりの言葉もその通りだと思いました。
こうして、開会式から閉会式まで、すべてのプログラムを応援させていただき、こどもたちの努力の成果を受け止めながら、私も大いなる活力を得たように思います。
正午を過ぎて、帰りがけに、赤組白組の応援団長と会うことができました。
この二人は、これまで私の絵本の読み聞かせを聴いてくれたことがあるので、私のことを知っていてくれて、笑顔で話しかけてくれました。
勝っても、負けても、仲良しの2人は、やり遂げた達成感がみなぎっていて頼もしい限りです。
【こどもまんなか】の運動会との出逢いに、感謝します。
清原慶子 Official Website
