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杏林大学学長の渡邊卓先生と対話しました

杏林大学学長の渡邊卓先生と対話しました

先日、私が客員教授を務めている杏林大学の渡邊卓学長と対話しました。
対話の中で、現在、社会的課題の1つとなっている「人への投資」やリカレント教育、学び直しについてその意義を確認しました。

渡邊学長は東京大学医学部では脳神経外科を専攻されて、東京大学病院はじめ複数の病院で脳神経外科の臨床医として活躍されました。
その後、ロンドン大学での研究経験を経て、30代で臨床検査医学に専攻を変え、杏林大学医学部の教員に就任され、附属病院の臨床検査部長も務められたというご経験があります。
リカレント教育や学び直しと一言で言っても、同じ専攻を深める場合もあるし、隣接領域に知識や技能を広げる場合もあるし、異なる分野を学ぶなど、その学びの分野や学び方には多様性があります。
そこで、その類型や専攻分野によって、開始する適切な年齢あるいは年代、適切な学びの内容・カリキュラムなどについての丁寧な検討が必要です。
また、リカレント教育や学び直しをした人々が、企業をはじめとして職場や地域社会でそのことが適切に評価され、実践に活用できる機会が確保される必要もあります。
リカレント教育や学び直しが、学ぶ当事者の成長を促し、自己実現や自己達成感を高めることはもちろんのこと、その成果が職場や地域社会で生かされることも期待されます。

渡邊学長との対話を通して、「人への投資」、リカレント教育、学び直しについて、その意義についてはほとんどの人が賛同すると思いますが、その適切で有意義な実践のためには、特に、大学、専修学校等の高等教育および生涯学習、社会教育の分野における、今後のじゅうぶんな検討が必要ということを再確認しました。

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