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 【亡父が産みの親の1人である三鷹キウイワイン】

 【亡父が産みの親の1人である三鷹キウイワイン】

昨年11月に開園20周年を迎えた【三鷹市農業公園】に、昨年、20周年記念に私が樹名版を書いた桜の木に会いに行きました。
桜の盛りは過ぎていましたが、都道の東八通りに面した入口から入るとすぐの桜の木の大きな幹に、樹名版が取り付けられていました。
その後、園内にある【緑化センター】で、三鷹市のキウイフルーツを原料にした【キウイワイン】を購入しました。
1本2,200円です。

実は、今では三鷹市の名産品の定番の1つになっている【キウイワイン】の産みの親の1人は、私の亡父の清原甲吉でした。
父は1961年、30代早々に小売りの酒販店を開業し、1970年代から三鷹市酒販組合の組合長を務め、1980年代には三鷹市・武蔵野市・小金井市の3市の小売り酒販店と共同して【武蔵野酒販協同組合】を創設して、その後理事長を務めていました。
そして、ぜひ各市の名産品をつくりたいと考えて取り組んだ1つが【キウイワイン】づくりでした。
父はまず、1978年ごろから、三鷹市農業協同組合の果樹組合でキウイフルーツ を生産していた小林精一さんを訪ねて、ワインがつくれないか相談したそうです。
その際、果物は味に問題がなくても、サイズや形がそろわないものは規格外として販売されないことがわかりました。
そこで、小林さんはじめ果樹組合の皆様と相談を重ねて、規格外のキウイフルーツの有効利用を図ることになり、父は当時は山梨県のワイナリーを訪問して、キウイフルーツを原料にしてワイン製造を引き受けてくれる製造先を探しました。

こうして、三鷹市果樹組合と酒販協同組合や酒造会社との連携で、1987(昭和62)年に初めての【三鷹キウイワイン】が発売されました。
その後、酒造会社は何度か変わりましたが、今年も、果樹組合の皆様の丹精の三鷹産のキウイフルーツを原料にしたワインが販売されているのです。
なんと、約50年の歴史が積み重ねられています。

私の父は、自宅ではほとんどお酒は飲みませんでしたが、何度も利酒大会で優勝していたように、見事な舌を持っていました。
しかしながら、その娘の私は、実はアルコールは一切飲めない体質です。
そこで、味の方は全く具体的に説明できませんが、飲まれた方は全員、「美味しい」と言ってくださっていることをお伝えします。
限定品ですので、売り切れ必至ですが、ぜひ、1度、三鷹キウイワインを味わってみてください!

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