【令和7年度電波の日・情報通信月間記念中央式典】に参加して
6月1日は【第75回電波の日】、5月15日から6月15日は【令和7年度情報通信月間】です。
これを記念した【令和7年度中央記念式典】が帝国ホテル東京で開催されました。
主催は村上誠一郎・総務大臣と遠藤信博・情報通信月間推進協議会会長(日本電気株式会社特別顧問)で、協賛は電波協力会(代表:稲葉延雄・日本放送協会会長)です。
私は【全国地域情報化推進協議会(APPLIC)】の理事として参加しました。
式典では、村上総務大臣の式辞、情報通信月間推進協議会の遠藤会長のあいさつの後、電波・情報通信関係の功労者表彰がありました。
【電波の日】総務大臣表彰は個人4名、団体2団体、【情報通信月間】総務大臣表彰は個人7名、団体は3団体に授賞されました。
【情報通信月間推進協議会会長表彰】は、【志田林三郎賞】1名、【情報通信功績賞】が個人3名、団体は1団体に授賞されました。
来賓として、衆議院の竹内譲・総務委員長、参議院の宮崎勝・総務委員長と、協賛の電波協力会代表の代理として日本放送協会・小池英夫専務理事が祝辞を述べられました。
式典の後に情報通信月間推進協議会と電波協力会による祝賀パーティが開催され、そこでは、多くの貴重な出会いがありました。
まず、【情報通信月間】総務大臣表彰を受賞された上原哲太郎・立命館大学情報理工学部教授と、【情報通信月間推進協議会会長表彰】の情報通信功績賞を受賞された猪俣敦夫・大阪大学D3センター教授を祝福させていただきました。
上原教授は、長年にわたり情報通信システム・セキュリティを研究され、自治体の最高情報統括責任者(CIO)補佐官を歴任されるとともに、政府のセキュリティ関係会議で構成員を務められています。
学内では情報理工学部の副学部長として、企画・国際・プロジェクトを担当されています。
そして、私は、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)の【代表者会議】の委員をご一緒しています。
猪俣教授も、情報セキュリティを専攻され、政府の発行する各種のガイドラインの策定に参画されるとともに、サイバーセキュリティに関わる人財育成に貢献してこられました。大阪大学の情報セキュリティ本部長・総長補佐もされています。
そして、J-LISの【認証評価保護委員会】の委員をされています。このように、住民基本台帳ネットワークやマイナンバーカードを取り扱う国と地方の共同法人であるJ-LISのセキュリティの確保に関わっていらっしゃる2人の研究者が表彰を受けたことは、大変に有意義と思います。
さらに、J-LISでご縁のある方との出会いが重なりました。
6月6日付けで、J-LISの理事に就任された、これまでは経営審議会の委員をされていた岩﨑尚子・早稲田大学総合研究機構の電子政府・自治体研究所教授とお目にかかりました。
岩﨑先生は、NPO法人国際CIO学会の理事長もされています。
私と岩﨑先生は、J-LISでのご縁だけでなく、私が理事を務めている全国地域情報化推進協会(APPLIC)の監事をされているというご縁もあります。
その岩﨑教授の恩師であり、早稲田大学電子政府・自治体研究所の初代所長で、国際CIO学会世界名誉会長の小尾敏夫・早稲田大学名誉教授とも再会しました。
同時に、私が若き研究者として郵政省電気通信審議会の委員をしていたときから交流のある総務省の元事務次官で現在は(一社)ゆうちょ財団の小笠原倫明理事長とも再会しました。
今年のお正月に【月刊社会教育】の座談会で、【地域学習推進の方向性を探る】というテーマで語り合った(一社)日本冷凍食品協会広報部長で消費生活コンサルタントの三浦佳子さんと再会しました。消費者の視点で、情報通信の在り方に提言されている方です。
そして、この事業の主催の一方である総務省の竹村晃一・国際戦略局長、今川拓郎・総務審議官ともおめにかかりました。
総務省の皆様は、コロナ禍ではなかなかオープンな開催には困難があった本事業が、電波・情報通信の発展を、国と関係団体と大学研究者が一同に会して開催されたことに、少しホッとされた表情でした。
【放送100年】の今年、情報通信が各種産業、教育・研究、医療・福祉、あらゆる日常生活の場で必須の基盤・サービスとなっている今、ヒューマンな対面の出会いの意義を噛み締めました。



