エントリー

【京都】が進める【府市町村連携のこどもまんなかまちづくり】

【京都】が進める【府市町村連携のこどもまんなかまちづくり】

先日、西脇隆俊・京都府知事がこども家庭庁を訪問され、三原じゅん子・内閣府特命担当大臣・こども政策担当大臣とこども政策に関する来年度の取組みに向けた意見交換をされる席に、こども家庭庁参与として同席しました。
西脇知事は3点について提案されました。
●(親子)誰でも通園制度について、「子育ち」と「親育ち」の一体的な支援が、保護者の自信醸成やこどもとの愛着形成、孤立感・不安感の解消につながることなどを確認したことから、来年度の「こども誰でも通園制度」の本格実施に向けて、保護者の親育ち支援を!
●少子化対策にはプレコンセプションケアの推進が重要であり、国の「プレコンセプションケアの概念の若い世代への認知度を5年後に80%」の目標達成のために、自治体の好事例の共有やモデル取り組みへの支援を!
な専門性を有する「プレコンサポター」の養成と支援を!
●【子育て環境日本一】の推進について
・【地域少子化対策重点推進交付金】を施設面への対象拡充を!
・全国的な【子育てが楽しい風土づくり】の気運醸成を!

三原大臣は京都府が進めていることを傾聴され、特に、「【ブレコンセプションケア】については重視して進めたいです」とおっしゃいました。
【プレコンセプションケアセンター】を日本で初めて開設した【国立生育医療研究センター】の説明によると、「コンセプション(Conception)は受胎、つまりおなかの中に新しい命をさずかることをいいます。プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと」とされています。

また、別の日に、京都市の松井孝治市長がこども家庭庁を訪問され、友納理緒・内閣府大臣政務官と面談し、こども政策に関する来年度の取組みに向けた意見交換をされる席に、同席しました。
松井市長は、以下の5点について意見を述べられました。
●保育士配置基準の改善の着実かつ実効性のある推進を!
●多子世帯をはじめとした保育所等における利用者負担額の軽減を!
●保育所や学校における医療的ケア児への支援の充実を!
●自治体の財政力に関わらない全国統一のこども及びひとり親家庭等に対する医療費助成制度の創設を!
●こども誰でも通園制度の本格実施に向け、地域の実情に応じた制度構築及び委託単価の充実等の十分な財政支援を!

私は三鷹市長在任中、西脇知事が国土交通省で中央建設業審議会の事務局をされていた際、自治体首長の1人として、公共事業の建設工事の発注者としての立場から委員を務めていました。
この日の控え室では、その頃の公共事業をめぐる災害対策を含む重要課題などについて語り合いました。

松井市長とは、かねて参議院議員にご在任中に、同じく参議院議員で後に文部科学省参与になられた鈴木寛さん(現在は東京大学・慶應義塾大学教授)とご一緒に、【コミュニティ・スクール】の推進などについてお話ししたことがあります。
松井市長は、「【コミュニティ・スクールの推進では、西の京都、東の三鷹】と呼ばれて、門脇前市長、清原前市長当時、教育委員会とともに、頑張ってきたお仲間です。今は、コミュニティ・スクールもターニングポイントを迎えて新たな取り組みが求められています。また、ご一緒に頑張っていきましょう」と、話してくださいました。

西脇知事は、「【子育て環境日本一】の実現には、府と子育て支援の最前線である市町村長の皆さんとの連携が不可欠です。」と語ります。
松井市長は、「こども・子育て政策は【府市連携】で進めていく必要があり、府知事とは対話を重ねています。」と語ります。

私は「ふしれんけい」ということでは、「府市連携」と「父子連携」の両方が大切ですね」と言いますと、友納大臣政務官が、「そうなんです。私も子育て真っ最中です。本当に父親の参加が大事です。そのためにも府と市町村の連携がとてもとても大事ですね。」とおっしゃいました。
また、松井市長は、「京都市では市役所庁舎の改修後に、市長部局の【こども若者はぐくみ局】と【教育委員会】を隣り合わせにして、日常的に連携するようにしています」とのことです。
京都が進める【府市町村連携】と【市長部局と教育委員会の連携】は、特にこども政策の推進には必要なことだと改めて受け止めました。

ユーティリティ

記事検索Entry Search

Search
キーワード

過去ログArchives

RSS Feed