新宿の地下道で出会ったNetflixによる世界同時配信ドラマ【グラスハート】の写真のインパクト
新宿の【紀伊国屋書店】で、夏季休暇に読みたい本を買って、新宿駅東口から西口まで東京メトロ新宿駅沿いの地下道を歩きました。
すると、地下道の壁に大きく展開されていたのがNetflixによる世界同時配信ドラマ【グラスハート】の広告写真です。
このドラマは2025年7月31日(木)にNetflixから世界同時配信がスタートしていて、私は一気に10話までの全話を鑑賞しました。
そして、実は、何度も繰り返して視聴しています。
Netflixによるこのドラマのあらすじの紹介は以下の通りです。
【デビュー直前に所属バンドをクビになった一人の女性ドラマー。しかし、天才ミュージシャンが新しく結成するバンドに選抜され、運命は思わぬ方向へ。音楽への情熱と愛が奏でる青春物語が幕を上げる。】と。
『グラスハート』は、俳優の佐藤健さんが企画と共同プロデュースを担当しつつ、主演していることで注目されていました。
私は、予告編で知った今をときめく下記のキャスト(敬称略)の皆さんの演技と音楽演奏に注目しました。
◆バンド【TENBLANK】のメンバー(敬称略)
・藤谷直季(ベース、ボーカルを担当):佐藤健
・西条朱音(ドラマー・大学生):宮﨑優
・高岡尚(カリスマギタリスト):町田啓太
・坂本一至(キーボーディスト):志尊淳
◆ユニット【OVER CHROME】のメンバー
真崎桐哉:菅田将暉
有栖川真広:レイニ
◆甲斐弥夜子(TENBLANKのマネージャー):唐田えりか
◆上山源司(TENBLANKのマネージャー):竹原ピストル
◆櫻井ユキノ(藤谷から楽曲提供を受ける歌手):高石あかり
◆西条モモコ(音楽ライター・カフェ経営者。朱音の母):YOU
◆井鷺一大(音楽プロデューサー):藤木直人
◆レージ(高岡がサポートギタリストとして組んだZ-OUTのボーカル):山田孝之
ドラマをみて、期待以上の皆さんの演技と歌唱や音楽演奏のチカラに圧倒されました。
第1話の冒頭は、バンドを組む3年前の【Rock Alive Japan】という音楽フェスで、町田啓太さんのギター、山田孝之さんのボーカルで始まります。
その後、雨で中止になった【Rock Alive Japan】の会場で、佐藤健さんのピアノと、宮崎優さんのドラムが響き渡ります。
そして、各話では【TENBLANK】のメンバーの佐藤健さんのボーカルと、4名の俳優の皆さんの演奏が展開されます。
報道では、4名の俳優の皆さんは、このドラマで実際に自ら演奏するために、それぞれが担当する楽器を約1年間、専門家の指導のもとで、練習に練習を重ねて、ほとんどの場面で実際に演奏しているとのことです。
加えて、タイトルソング【Glass Heart】は野田洋次郎(RADWIMPS)さんが作詞・作曲を手がけています。
特に、印象的なTENBLANKの楽曲【旋律と結晶】は野田洋次郎さんが作詞し、飛内将大が作曲されているとのことで、おそらく、今後ヒットチャートを席巻すると予想されます。
また、各話の終わりには多くの有名アーティストの名前が列挙されていることから、音楽を愛する人にとって、ドラマのストーリーとともに、演奏される音楽が大きな魅力であると思います。
佐藤健さんは、音楽の天才である主人公を、素晴らしい歌唱力と、演技力でその繊細な性格をみごとに演じています。
佐藤さんと並んで、町田啓太さん、志尊淳さんという現在演技力を高く評価されている30代の俳優の皆さんは、同様に、繊細な表情としぐさで、それぞれのキャラクターに真実味と人間味を加えています。
佐藤健さんは、今夏、Amazon PrimeVideo配信の【私の夫を殺して】でも小芝風花さんとダブル主演を演じました。
ほとんど同じ時期に配信されたドラマで、キャラクターが大きく異なる役をこなされていることにも感動します。
そして、ネタバレを恐れずに申すならば、私は、何者かに刺されそうなファンを救ってナイフで刺されてしまった菅田将暉さんの抜群の歌唱と演技にも注目しました。
菅田さんは、私が描くロック歌手としてのイメージを超えた歌唱力で圧倒し、実は佐藤健さん演じる藤谷直季とは母親が違う弟である真崎桐哉を演じているからこその、微妙な兄弟関係を踏まえた繊細なやりとりを演じています。
さて、新宿の地下道の広告写真の前では、何人もの人々が写真をじっくりと見つめたり、スマホで写真を撮ったりしています。
私も、思わず、足を止めて、それぞれの写真を見つめました。
そして、同じ思いの人がその写真をバックに写真を撮ってくださいました。
【Netflix】は、メンバーシップ制のストリーミングサービスです。
加入した人は、接続台数や広告の有無等によるプラン別の料金を支払って、インターネットに接続したデバイスを使ってテレビドラマや映画を視聴できます。
【Netflix】のコンテンツは国によって異なり、他社の映画やドラマを配信するとともに、オリジナルのドラマやドキュメンタリー等を配信しています。
このような大々的な広告を展開できるところも特徴と思います。
数年前に新設された新宿駅の東西をつなぐ幅広の通路の場合は、長い壁に動画の広告が上映されていることが多いので、ひょっとしたら、その通路では【Netflix】による動画の広告が行われていたかもしれません。
とはいえ、この日、私が出会ったのは【写真による広告】でした。
このように、映画は映画館で見る、テレビドラマはテレビジョンで見るだけではなく、現在は【Netflix】のように、タブレットやスマートフォンなど他の端末でも随時に見られるサービスが展開されているわけですが、そのことを、インターネットが普及する前から展開されていた新宿地下道の【写真による広告】によって訴求されることに、1つの感慨を覚えた午後でした。


