【コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育を進める鷹南学園の櫻井学園長との対話】
三鷹市では、7つの中学校区で、7つの学園が、【コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育】を推進しています。
その1つで、私が住んでいる地域にあるのが【鷹南学園】です。
三鷹市立第五中学校、中原小学校、東台小学校の3校で構成されています。
昨年、三鷹市立第五中学校の校長に着任された櫻井勉校長は、今年度から、鷹南学園の学園長に就任されました。
櫻井校長は第五中学校の行事だけでなく、中原小学校や東台小学校の事業をはじめ、地域の行事でもお目にかかる頻度は高いのです。
でも、なかなかゆっくりお話しする時間がなかったので、お互いに一度ゆっくりお話ししたいということになり、夏休み前のある日、第五中学校を訪問しました。
校舎の入り口には、縄文中期の家屋跡で発掘されている【三鷹市立第五中学校遺跡】の土器などが展示されています。
この日の対話は、図書室で行いました。
三鷹市の小中学校には毎日司書教諭が常駐して、土曜日は地域開放もしています。
GIGAスクールでタブレットが活用され、インターネットで多くの情報が利用できる時代ではありますが、活字の本や資料の活用は引き続き各科の学習に有用です。
入り口には生徒が推薦した本が展示されているなど、広々とした図書室の有効性を感じました。
櫻井校長の専門は体育で、長年にわたり学級担任を務めることに生きがいを感じてこられたそうです。
体育が専門であることは、5月の体育大会を訪問した際の生き生きとして颯爽とした姿に表れていました。
そして、担任教員と生徒との関係を大切にすることは、体育大会の運営に各学級の担任の指導による生徒の主体的な活躍の姿に表れていました。
そんな櫻井校長は、50代半ばに他の校長の方々より遅く管理職に就かれたそうです。
そして三鷹市には約25年住んでいらっしゃいましたが、三鷹市での勤務は昨年からの第五中学校の校長が初めてで、それまでは三宅島の3年を含めて、三鷹市以外の中学校での勤務だったそうです。
そこで、住んでいるとはいえ、三鷹市の【コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育】については、とても客観的に見ていたそうです。
そこで、初めて三鷹市の中学校長に就任して、中学校の教員は相対的に独立性が高いところ、三鷹市の【コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育】では、櫻井校長自身が、中学校の教職員だけでなく、小学校の教職員ともコミュニケーションが広がり、深まり、従来の地域とは異なる経験をして、自分はそのことがとても有意義で好きなんですと語ります。
また、私が当時の教育長と相談して、それまでは学校別に実施していた小学校6年生の自然教室を、コミュニティ・スクールの導入時から、複数の小学校の6年生が自然教室を同時に経験するようにしたことについて、中学に入学してから、無用な小学校間の不協和がなく、複数の小学校出身者が、ごく自然に馴染んで学校生活を過ごしていることはとてもよいと語ります。
このことは、私が2003年に私が三鷹市長に初めて挑戦した時のマニュフェストの1つに【小中一貫教育の開始】を掲げた趣旨の1つである、【中学校入学時の1年生のストレス緩和を図る】ために導入していただいた取組みの1つが、確かに成果を上げていることであり、提案者の1人としてとても嬉しく思いました。
こうして、三鷹市の中学校長2年目で、学園長1年目の櫻井校長との対話を通して、私からは三鷹市の【コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育】の理念と当初の困難や課題、教育委員会、各学園と市長部局が連携して、課題を克服してきた過程の一端をお話ししました。
そして、櫻井校長からは、改めて【コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育】の意義と現状の課題、今は開始後約20年後に直面している社会変動を踏まえて、絶えざる改善を図る必要性についての想いを共有させていただきました。
教育は【児童生徒まんなか】【こどもまんなか】でなければならないのです。

