【厚生労働省老健・障害福祉担当審議官】の林俊宏さんとの対話で確認した【多世代の相互理解と共感が大切な時代】
厚生労働省の老健局の審議官室を訪問して、7月8日から就任された林俊宏審議官と面談しました。
林さんの名刺には、【老健・障害保健福祉担当】【社会・援護局併任】と書かれています。
【老健局】は、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、介護保険制度をはじめとする高齢者介護・福祉施策を推進しています。
【社会援護局】は、旧厚生省で社会福祉分野を担当していた社会局と、戦争の戦後処理や引揚者・外地残留日本人を所掌していた援護局が統合され、厚生省社会・援護局として発足し、厚生労働省にそのままの形で引き継がれています。
福祉従事者の育成等の社会福祉に関する基盤制度、生活保護制度、社会福祉の推進のための地域福祉に関する政策、障害者福祉、戦没者遺族等への支援を所掌しています
私が林さんと初めてお会いしたのは、厚生労働省社会保障審議会介護保険部会の専門委員として、【介護分野の文書に係る負担軽減に関する専門委員会】に参加した際、【老健局】の総務課長をされていた時です。
その後、林さんは【社会・援護局】の総務課長に異動されましたので、お会いする機会はなくなっていました。
そして、2023年4月に【こども家庭庁】が設立された際に、林さんは【支援局総務課長兼自殺対策室長】に就任されたので、参与に就任した私は再会することができました。
さらに、2023年度から、私は文部科学省初等中等教育局長とこども家庭庁支援局長の連名で委嘱されることになった【いじめ防止対策協議会】の委員を務めることになりましたので、その事務局である林総務課長やいじめ担当の企画官とは折々に対話しました。
そして、林さんは2024年度からはこども家庭庁の【長官官房総務課長】に異動されました。
私は、参与として、特に長官官房総務課の地方連携室、少子化対策室の活動に参画していることから、改めて総務課長である林さんと情報共有をして、連携して活動することが増えました。
このように、厚生労働省での出会いから、こども家庭庁の取組みでのご縁が深まってきた林さんが、今年の7月から厚生労働省の審議官にご昇任されることになりましたので、こども家庭庁でのお仕事の最後の日に、総務課長室を訪問しました。
林さんは慌ただしく書類の整理などをされていましたので、短く感謝の気持ちを伝え対話しました。
林さんは、私と初めてお会いした時は厚生労働省老健局総務課長、次に社会・援護局総務課長、さらにはこども家庭庁支援局総務課長、こども家庭庁長官官房総務課長と両省庁各局の【総務課長】を務めてこられました。
まさに各局の総合的な取組みを俯瞰し向上するお仕事をされてこられました。
そこで、総務課長を重ねてこられた上での今回のご異動は、これまでのご知見がまさに生きる役割ではないかと思います。
しかも、老健局と社会・援護局の両局の審議官の併任ということですので、どうぞ、これまでの幅広いご経験を国民のために生かして活躍していただくことをお願いしました。
この度、こども家庭庁から厚生労働省審議官に就任されて3週間後に、審議官室でお目にかかった林さんは、既に落ち着いていらっしゃるように受け止めました。
ちょうど黒田秀郎・老健局長が戻られてこられたのでご挨拶しました。
すると、「清原さん、林審議官は私が知らない分野についてもよく知っている方なので、本当に頼りにしています。」とおっしゃいました。
林さんはかなり照れていました。
少子長寿化が進む中にあって、社会福祉の分野は、益々きめ細かい施策と民間の活躍を含めた具体的なサービスの充実が求められています。
林さんと初めてお会いしたデジタル化を活用した福祉関係の【文書負担軽減】の進化と安定的な運営をはじめとして、行政の効率化も引き続き必要です。
同時にこども・若者と高齢者による世代間格差や対立のない取組みが必要です。
むしろ、多世代の相互理解と共感が大切な時代であると思います。
この日の訪問で、林さんが厚生労働省の審議官として、こども・若者から高齢者まで、その生き生きとした生活を支える福祉行政での益々のご活躍をお願いしました。
