【若い世代視点からのライフデザインに関する検討会】が開く扉
7月28日、三原じゅん子内閣府特命担当大臣(こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画 共生・共助)主宰による【若い世代視点からのライフデザインに関する検討会】の第1回会議が開催されました。
この会議は、2024年7月16日に加藤鮎子前大臣の主宰で設置され、三原じゅん子大臣に引き継がれた、【若い世代が描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ】の議論及び今年の5月に大臣に提出された【議論のまとめ(最終報告)】も踏まえ、若い世代のライフデザイン支援を更に進めていくための必要な方策について、若い世代の視点から議論を深め、検討するために設置されたものです。
検討会の構成員は、次のとおりです。(敬称略)
・柴田悠 :京都大学大学院人間・環境学研究科 教授
・天野馨南子:株式会社ニッセイ基礎研究所生活研究部人口動態シニアリサーチャー
・岩本和樹 :大学生
・郡司日奈乃:大学院生、一般社団法人Spice代表理事
・小林真緒子:大学院生、一般社団法人アンカー 共同代表理事次世代ユネスコ国内委員会 委員長
・小室淑恵 :株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長
・斎藤舞奈 :大学生、るりあるく(こども食堂)代表
・坂田亮輔 :西日本旅客鉄道株式会社
・島津明人 :慶応義塾大学総合政策学部 教授
・中濵庸充 :株式会社フジワラテクノアート
・宮木由貴子:株式会社第一生命経済研究所 常務取締役・ライフデザイン研究部長・首席研究員
・八木橋美郁:一般財団法人あしなが育英会
検討会は、ライフプラン等、個人のプライバシーに密接に関係する発言が多く想定されるところ、個々の委員のプライバシーに最大限配慮するため、非公開としていますが、会議で用いた配布資料及び議事要旨は、会議終了後、速やかに公表することとされています。
私は昨年度の【若い世代が描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ】はすべての会議を陪席できましたが、今年度の第1回の会議は座長を務めている【いじめ重大化要因等の分析・検討会議】と重なりましたので、陪席できずに残念でした。
そこで、会議前に、若い世代の構成員の皆様が、ランチを一緒にとりながら事前のミーテイングをされている場に伺って、お一人おひとりとご挨拶しました。
会議前に、初対面同士の若者の構成員の皆さんは少しずつ打ち解け始めていて、ユーモアのある会話をさせていただきました。
中には、かねて三鷹市に住んでいらした方もいて、幸いでした。
また、会議室にも早めに伺って、このたび大臣のご指名で座長を務められることになった京都大学大学院人間・環境学研究科教授の柴田悠さんとお話しました。
若者の皆さんと堅苦しくない雰囲気で語り合おうと、柴田先生も背広は脱いで登場です。
「特に、若い世代の委員の皆さんから多くの発言をいただくことで、充実したディスカッションにできればと考えています。また、できるだけリラックスした雰囲気の中で進めたいと思いますので、皆さんを「さん」付けでお呼びするなど、有識者も若者の皆さんも本音を率直に出し合えるようにしたいと思います」と笑顔です。
また、株式会社第一生命経済研究所 常務取締役・ライフデザイン研究部長・首席研究員の宮木由貴子さんは、「実は、私は【ライフデザイン】を約30年間研究してきているので、こども家庭庁にまさに【ライフデザイン】をテーマにした会議体ができて、その構成員になることは感慨無量です。有意義な会議になるように貢献したいです」と語ってくださいました。
昨年度に引き続き、構成員をお引き受けいただいた天野馨南子さんは、「少子化の速度が遅くならない今、今年度も本気でこの会議に臨みます」と心強い限りです。
第1回の会議では、橋爪孝明少子化対策室長の①ライフデザインの取組の背景と意義、②若い世代のライフデザイン支援の現状と必要性についての報告を共有した後、意見交換が行われたとのことです。
そして、皆さんの意見交換を傾聴された三原じゅん子大臣は、要約すると、次のように話されたそうです。
「若い世代の皆さんが将来の人生を考えるに際して、【どのような思いや悩みを抱いているのか】【思いを実現し、あるいは悩みを解消するために何が必要か】など率直な声や前向きなご提案をお聞かせください。決して【こんなこと言ったら的外れ】と考える必要はありません。
若い世代が思う社会的障壁を明らかにし、ライフデザイン支援の具体的な社会実装につなげていきたいので、テーマや進め方を含め、若い皆さんが考えるリアルな問題意識に沿って、柴田座長はじめ有識者の皆様と相談しながら、若い世代に真に必要な、実りある議論を進めてください」と。
若者に役立つことを【若い世代の視点】で決めていく会議であり、【ライフデザイン】の主体である若者の参画による【ライフデザイン】に関する検討会に、どうぞ、ご注目をお願いします。



