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地域ケアネットワークによる【プロ棋士による親子囲碁教室】の開催で進めた多世代交流

地域ケアネットワークによる【プロ棋士による親子囲碁教室】の開催で進めた多世代交流

地域ケアネットワーク新川中原主催の地域向け講座【プロ棋士に教わる!親子で囲碁体験教室】が開催されました
ボランティアをしている三鷹市・地域ケアネットワーク新川中原(ケアネットしんなか}では、地域の皆様の学びと交流の機会を提供する地域向け講座を開催しています。
今年度は夏休み期間に親子で交流していただく事業をしたいと企画しました。
明治安田生命保険相互会社では、公民館・生涯学習センター・地域包括支援センター等で、健康・介護やスポーツ・レクリエーション等をテーマとした「MY(明治安田)定期講座」の講師派遣事業をされていて、その中に、【プロ棋士に教わる!親子で囲碁体験教室】があり、講師派遣をお願いしました。
8月2日(土)の午前中、会場は新川中原コミュニティセンターの会議室です。

会場準備のために早めにコミュニティセンターに出かけると、すでに講師の日本棋院東京本院所属の棋士段位九段の大垣雄作さんが到着されていました。
近隣市のご自宅から、猛暑の中、自転車できてくださったそうです。
根本哲郎副代表の司会で開会し、講師の大垣棋士と、補佐をしてくださる伊藤さんと西澤さんを紹介しました。
続いて、主催者として畑谷貴美子代表が、「私もまったくの初心者ですが、親子をはじめとして、地域の年長者とこどもたちが交流しながら、プロ棋士のご指導により、囲碁を楽しんでください。」と事業の趣旨を説明しました。

そして、講師の大垣棋士は次のようにお話を始められました。
「私は宮城県出身ですが、三鷹市立第二小学校、第二中学校で学んでいます。自宅から都立神代高校までは自転車で通学していたので、今住んでいる近隣市からの約10キロの距離は、高校時代の通学路と重なり、懐かしく思いながらここまで来ました。今日は短い時間ですが、囲碁の魅力と打ち方をわかりやすくご紹介しますので、大いに楽しんでください」と。
参加者の皆さんは、プロの大垣棋士を身近に感じて、講座が開始されました。
大垣棋士は、早速、囲碁の初めに覚えるルールについて説明されました。
1.黒白交代で交点に意志をおいていく
2.タテかヨコの線でつながると仲間になる
3.線の出ていない石は盤の上から取られる
線が一本でも出ていれば生き残ることができる
このルールについて、それぞれ詳しく説明してくださいました。

その上で、練習ゲームに入るにあたり、【マナーを守ろう】と促されました。
マナー1:あいさつをしよう
マナー2:しずかにしよう
マナー3:練習ゲームが終わったら後片付けをしよう
そして、囲碁における【あたり】について説明されました。
【あたり】とは、相手の石を次の手で取ることができる状態を指すことで、石が囲まれている状態で、あと1手で捕獲できる状況を意味します。
これは、囲碁の基本的なルールの一部であり、戦略を考える上で重要な概念ということで、クイズも出題されて、参加者は積極的に答えていました。

一番前の席には、ほとんど初心者であるお父さんと小学生のむすこさんが、熱心に大垣棋士の説明を聴くとともに、親子で対戦しています。
今日の最初の一線では、むすこさんが勝利していました。
私が、親子の前で見守っていますと、大垣棋士は「こどもが囲碁をしたいと思ったとき、1人ではできないので、まずは両親のどちらかが相手をすることが大切です」と、【親子で囲碁体験教室】の意義を話されました。
親子の席の後ろでは、畑谷代表と小田切副代表が、その隣では、大戸副代表と根本副代表が、大垣棋士のご指導を受けながら、初めての囲碁に挑戦中です。
私は、参加者の皆さんとともに、主催の地域ケアのメンバーも真剣に囲碁に取組む姿に、感激しました。

また、講座の終了後には、明治安田生命保険相互会社の社員の方が、【べジチェック】という野菜摂取量を手のひらで測定できる機器で測定をしてくださいました。
私は、早めに試行させていただいたところ、0点から12点の間の5.8点でしたので、「手のひら一杯分を意識して野菜をとりましょう」とアドバイスされました。
自分では夏野菜をしっかり摂っているつもりでしたが、レタスやキュウリの淡色野菜が多い傾向で、「緑黄色野菜」が足りていなかったようです。
講師派遣事業とともに、健康チェックを組み合わせていただいている明治安田生命保険相互会社の事業の趣旨は有意義と考えます。

私は、文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会に設置されている【社会教育の在り方に関する特別部会】で、明治安田生命保険相互会社執行役員 地域リレーション推進部長の金澤善明さんと委員をご一緒しています。
金澤さんは、生涯学習や社会教育における企業の社会貢献・地域貢献の重要性について実践を含めて意見を述べられています。
その具体的な現場が、今日のケアネットしんなかの【プロ棋士に教わる!親子で囲碁体験教室】であると言えます。

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