【東京外かく環状道路(関越~東名)中央JCT南側ランプシールドトンネル工事の「工事の状況」などに関するオープンハウス】を訪問して
私の自宅は【東京外かく環状道路(関越~東名)中央JCT工事】による影響がある地域とされ【家屋調査】を受けている地域です。
そこで、本工事を担当する【国土交通省関東地方整備局東京外かく環状道路国道事所・東日本高速道路(株)関東支社東京外環工事事務所・中日本高速道路(株)東京支社東京工事事務所】の三者が発行する【外観JOURNAL】などの広報紙が届きます。
また、7月には【8月24日(日)外環事業シールドトンネル工事に関する現場視察会】のご案内と【8月24日(日)・8月25日(月)東京外かく環状道路(関越~東名)中央JCT南側ランプシールドトンネル工事の「工事の状況」や「事業用地外の掘進」などに関するオープンハウス】の案内が届きました。
本工事は、2020年10月に、調布市内で発生した外環事業の工事における地表面陥没・空洞事故により、当該地域の工事の中断があり、三鷹市内の工事の進捗状況について気になっていました。
そこで、このご案内をみて、工事の現況を確認したいと思い、【現場視察会】に同居している小学校6年生の孫と2人で申し込みました。
すると、8月15日に「厳選なる抽選の結果24日(日)14時からご案内できる」という連絡が届きました。
そこで、24日の午後1時台に、2人で集合場所の三鷹市北野3丁目の常設会場(オープンハウス)に向かいました。
この集合場所は我が家からは通常は徒歩30分圏内なのですが、この日の午後1時台は35度を超す高温で、体感温度は40度程の酷暑でした。駐車場はないとのことで徒歩で向かいました。
そこで、用心して歩いたことから少し集合時間に遅れそうになり焦って受付に着き、ヘルメットと黄色いベストを着て、軍手を付けて、最初に工事の全容を見渡せる通称【お立ち台】に登りました。
すると、暑い中、急ぎ足で歩いてきたためか少しめまいがしました。
そこで、すぐに、今日は階段の昇降が多いことが想定される【シールド工事現場】に行くのはやめた方がよいと判断して、小6の孫だけ参加させていただくことにして、オープンハウスの場所に戻りました。
私はすぐに、持参した水を飲み、冷却用品で喉元を冷やしました。
すると、事務所の皆さんが水分補給ミネラル水や冷却用パッドを持ってきてくださり、さらに、それを両脇の下にはさんで体を冷やしました。
すると、幸いにもすぐに気分は回復しました。
これなら地下にも行けたかもしれないと思いましたが、ご迷惑をおかけしてはいけませんし、熱中症を発症してはいけないので、自分の判断を信じて、大事をとることにしました。
そこで、今回は、オープンハウスの【中央JCT南側ランプシールドトンネル工事】の現況及び【再発防止対策及び地域の安全・安心を高める取組みを踏まえた工事の状況】についての掲示資料を見て、現状を確認しました。
その際、国土交通省東京外環事務所の課長さんから、最新の情報の説明をしていただきました。
それは、三鷹市のホームページにおいて都市再生部まちづくり推進課が2025年3月28日に公開した【中央JCT(仮称)蓋かけ上部空間の暫定開放に向け準備等を開始します】の記事の内容について、まさに具体的な取組みが進んでいるとの情報です。
この開放事業は、【三鷹市・国土交通省東京外かく環状国道事務所・東日本高速道路(株)東京外環工事事務所・中日本高速道路(株)東京工事事務所】の4者の連名で公表されています。
その記事は以下の通りです。
【東京外かく環状道路(関越~東名)の中央ジャンクション事業用地において、今後の工事で使用するまでの一時的な期間、地域のみなさんの憩いの広場として、暫定開放することとなりました。
今後準備等を行い、令和7年度夏ごろの開放を予定しています。
名称:上部空間暫定開放広場
位置:三鷹市北野三丁目地内(北野情報コーナー付近)
面積:約4,000平方メートル(おおむね50メートル×80メートル)
施設概要:広場(草地部、アスファルト部)、水飲み場、トイレなど
今後、広場の基盤整備や設備の設置等を行い、令和7年度夏ごろの開放を予定しています。
広場の開放日、利用方法などの詳細は、今後地域のみなさん等からご意見をいただきながら検討を進めていきます。】
本件について、課長さんは、次のように話してくださいました。
「清原市長が市長在任中の2018年8月に三鷹市がとりまとめた【北野の里(仮称)ゾーニング】については、三鷹市と外環工事を進める三者でこれまできちんと共有されて、高速道路の蓋掛け上部の活用の基本的な計画となっています。現在、工事の遅れの中にあって、少しでも早い段階に三鷹市民の皆様に供用を開始したいということで上部空間の暫定開放の検討が進められているのです」とのことです。
これをお聴きして、本当に安心しました。
と言いますのは、私は三鷹市長在任中、長期にわたり、地元の北野の市民の皆様を含めて、全市の市民の皆様、専門家の皆様による【参加と協働】による【北野の里(仮称)ゾーニング】の取りまとめを進めたのですが、工事の遅れが顕著となっていたので、北野の里の整備の進捗が気になっていたのです。
私が当時、取り組んだ参加と協働の経過は以下の通りです。
●2009年4月:国・東京都は外環を整備するにあたり、沿線区市とともに地域課題検討会を開催し、地域のみなさまのご意見に対して、いつ、誰が、どのように対応するかという方針をまとめ、平成21年4月に「対応の方針」として確定し公表。
●2014年2月~3月:三鷹市、国及び東京都との協働という全国でも初めての三者の共催で、18歳以上の市民対象野無作為抽出による参加者と工事対象地域の代表等による【北野の里(仮称)を中心としたまちづくりワークショップ】を開催し、蓋かけ上部空間等の利用やジャンクション周辺のまちづくりについて検討していただき、報告書としてとりまとめた。その後、三鷹市として【北野の里(仮称)を中心としたまちづくりワークショップでいただいたご意見に対する三鷹市の基本的な考え方】を取りまとめた。
●2016年3月:上記ワークショップに参加した市民からいただいたご意見をもとに、【北野の里(仮称)】の将来像等をまとめた【北野の里(仮称)まちづくり方針】を策定。
●2016年11月~2017年2月:【北野の里(仮称)まちづくり方針】に基づき、【北野の里(仮称)まちづくりワークショップ】を開催。検討内容を【北野の里(仮称)まちづくりワークショップ報告書】として取りまとめ、その中でゾーニング案等を提案。
●2017年6月:市役所市民ホール及び北野地区公会堂でゾーニング案等を広く説明し、意見を聴取。
●2018年4~5月:上記の取組みでいただいたご意見を反映した、三鷹市としての【北野の里(仮称)ゾーニング案」を取りまとめ、同案について北野地区公会堂で説明するなど、市民のみなさんより意見を募集。
●2018年8月:【北野の里(仮称)ゾーニング】を取りまとめ。
ちょうど、オープンハウスに三鷹市役所の職員が来て、説明に加わってくれていましたので、私は、3月のホームページには【令和7年度夏ごろの開放を予定】とありましたので、供用開始時期について確認しました。
すると、「早くて年内に、少なくとも年度内には供用開始できるように整備する予定です」とのことでした。
いずれにしましても、当時の市長として、国と連携して、ワークショップ等による市民の皆様の参加と協働の過程で進めてきた【北野の里(仮称)まちづくり・ゾーニング】の成果が、近く、一部ではあっても供用開始されることを大いに期待したいと思います。
なお、孫娘は元気に多くの段数の階段を昇降して、工事現場を視察してきました。
その写真から、安全に工事が進捗していることを確認しました。
今後も、事故なく安全に工事が進行することを心から願います。



