【多世代交流】を象徴する【おむすび】のチカラ
私がボランティア遠している地域福祉のボランティア団体である三鷹市【地域ケアネットワーク新川中原】では、【多世代交流】の機会づくりにチカラを入れています。
その中の1つが、活動エリアの鷹南学園三鷹市立東台小学校の放課後地域こどもクラブ【くすのきっず】との連携事業です。
この活動は、コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育を進める鷹南学園にとっては、大切な【地域学校協働活動】の1つと言えます。
2年前に私と一緒に新たに副代表に就任した小田切茂美さんが、【くすのきっず】の代表経験者で今もメンバーとして活躍されていることから、この2年の間に、【茶道教室】を2回、【おむすびをつくろう会】を1回実施することができました。
そして、9月の3連休の初日の土曜日に2回目となる【おむすびをつくろう会】を開催しました。
小学生のこどもが約30名、おとなは、【くすのきっず】のメンバー、参加児童の保護者、そして私を含むケアネットのメンバー11名を加えて約20名余りの参加です。
私は小学校4年生の孫息子と参加しました。
調理台別にグループを分けたところ、幸い、私と孫は同じ調理台で参加することになりました。
最初に、【くすのきっず】の中村裕子代表、小田切さん、【ケアネットしんなか】の畑谷貴美子代表が、それぞれに多世代交流事業の意義を説明しました。
7つの調理台に、こども4人、おとなが3人ずつ分かれてこどもまんなかに、多世代で調理をすることになり、早速、豚汁の準備です。
私たちはこどもたちが、ゴボウ・ニンジン ・ダイコン・生揚げ・コンニャクを切るのを手伝いました。
豚肉はあらかじめ火を通して衛生管理をしてくれています。
材料を茹でて、出汁を入れてお味噌を入れることもこどもたちに経験してもらいます。
その後、ご飯にしゃけやわかめを混ぜ込んでから、お椀にラップを引いて、みんなでおむすびをむすびます。
おむすびができる頃には、豚汁ができあがります。
豚汁をお椀によそうのもこどもたちにやってもらいました。
そして、調理台を囲んで試食しましたが、自分たちで調理したからこその味は格別で、こどもたちは【おいしい】を連発していました。
孫息子とは同居しているので、彼にご飯を研いで予約してもらうこともありますし、ご飯やお味噌汁をよそってもらうこともあります。
卵焼きを焼いてくれることもあります。
そうした経験があっても、この日、同じグループには1年生、3年生、4年生がいて、順番に声をかけながら野菜を切ったり、おむすびを結ぶために7名分の分量を分け合ったり、一緒におむすびを結び合う経験を通して、新しい気持ちで調理に臨む経験をすることができたようです。
私のグループは、母子2組と、祖母と孫1組、こども1人の参加でしたが、誰のこどもとか孫とかの壁を越えて、支え合いました。
こうして、ケアネットのボランティアとして、多くの小学生と一緒に、小学校の家庭科室での【おむすびをつくろう】への参加を通して、【おむすび】がその名前の通り、【多世代】を結ぶチカラを持っていることを痛感しました。



