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【敬老の日、高齢者の被害者増加傾向を受けて、強めるべき特殊詐欺被害防止】

【敬老の日、高齢者の被害者増加傾向を受けて、強めるべき特殊詐欺被害防止】

三鷹市【敬老のつどい】の2日間、会場の三鷹市公会堂光のホールの北側では、地域包括支援センター、シルバー人材センター、日赤奉仕団等の支援団体がブースを設置していました。
それ以外に【警視庁三鷹警察署生活安全課】の警察官による【特殊詐欺防止】の啓発が行われていました。

【敬老のつどい】2日目に、特殊詐欺の電話の多くが国際電話からのものであることから、その場で【国際電話利用契約の利用休止申込書】を記入すれば受け付けてくださるとのことでしたので、私は、早速手続きをしました。
というのも、我が家の電話ではかねてから【留守番電話機能】と非通知の電話がかからないようにする【発信者番号サービス】を利用しているところ、最近では【0800】やその他日本の局番ではない番号で始まる電話がかかり、出ないでいると、留守番電話には電話会社等を名乗り、電話料金を払っていないので電話を止めるなどと語る不審な連絡が増えてきていました。
調べると、それらの電話は国際電話からの着信であることがわかりました。

また、ボランティアをしている【地域ケアネット新川中原】の推進委員会には、三鷹警察署の猿渡生活安全課長が出席され、たびたび特殊詐欺防止のために国際電話の利用がない場合は、【国際電話利用契約の利用休止申込書】の提出をしてくださいと案内してくださっていたのです。
そこで、私はいずれ記入して警察署に提出したいと申込用紙をいただいていましたが、大切にしまったままでした。
そのことを反省しつつ、お2人の警察官の見守る中で、直ちに書類に記入して提出しました。

その時に、お2人の警察官が次のように話してくださいました。
「清原市長時代に三鷹警察署と連携して毎年のように刑法犯認知件数を減少させたことは承知しています。ところが、最近では、特に【特殊詐欺】の被害が激増しており、今年の9月までで、その被害はすでに昨年の倍以上の金額になっているのです」と。
そして、このところの被害額は億単位なのです。
たしかに、私が退任後も、市民の皆様の防犯の取組みから刑法犯認知件数は引き続き減少傾向にありましたので、ほっとしていました。それにも関わらず、特殊詐欺被害の急増にドキッとしました。
それというのも、私が三鷹市長在任中にも特殊詐欺件数は増加傾向にあり、その被害額も増加していました。
そこで、ある年には警視庁の講堂に、警視総監以下、各警察署長と都内の首長代表が集合して【特殊詐欺撲滅運動のキックオフ】を行った際、私は26市の市長を代表して参加した経験がありました。

三鷹市では当時、具体的には高齢者世帯を対象に【特殊詐欺防止用留守番電話】装置の無償配布をおこなったり、三鷹市防犯協会と協力して、町会・自治会の会議や老人クラブなどで、特殊詐欺防止講座を開いていただいたりしました。その場に、市長としても参加して防犯をお願いしたこともあります。
特殊詐欺は、被害者の大切な財産を奪うだけではなく、心を傷つける極めて凶悪な犯罪です。
警察、金融機関、役所などの公的機関、こどもや孫などの家族をかたって、その信用や愛情を傷つける犯罪です。

この日、警察官の皆さんは三鷹市防犯協会と協力して作成した特殊詐欺防止用にペン立てをプレゼントしてくださいました。
私も、改めて、【私だけはだまされない】などと過信することなく、この日提出した【国際電話利用契約の利用休止申込書】をきっかけに、引き続き特殊詐欺犯罪に巻き込まれないようにしようとの心構えを新たにしました。

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