【再会を通して改めて感じた対面で会うことの大切さ】
- 2025/09/20
- 日記・コラム, 訪問記録, 審議会・委員会等
- 休眠預金, 内閣府, 経済財政諮問会議, 高橋進, 田中れいか, 経済危機克服, 社会的養護, 日本総合研究所, 一般社団法人たすけあい, 一般社団法人ゆめさぽ
9月10日に参加した【休眠預金サマーセミナー2025】では、お2人との大切な【再会】がありました。
私は2021年8月から内閣府【休眠預金等活用審議会】の委員を2期4年務めて、節目となる【5年見直し】を行うことができて、8月下旬に退任しました。
私が委員に就任した4年前は【コロナ禍】の真っ只中であったこともあり、会議は一貫してオンラインでした。
私自身は、審議会の前後の日程の都合で、何度か内閣府の会議室で参加させていただいたことがあり、内閣府の当時の田和事務次官はじめ幹部の方とはお目にかかる機会がありました。
けれども、委員の皆様には対面で会えないままでした。
そこで、【休眠預金サマーセミナー2025】で、私が審議会に在任中、会長を務められた株式会社日本総合研究所チェアマン・エメリタスの高橋進さんとは、休眠預金等活用審議会の事業で、初めて対面でお会いしました。
実は、高橋さんと、私が初めてお目にかかったのは、2009年3月に、当時の麻生太郎内閣総理大臣が設置された【経済危機克服のための『有識者会合』】の時でした。
この会議は総理大臣官邸にで開催されました。
出席者は政府の【経済財政諮問会議】にほぼ準じていて、内閣総理大臣、財務大臣兼内閣府特命担当大臣(金融、経済財政政策)などの関係国務大臣、日本銀行総裁、さらに経済財政諮問会議の民間出身議員が会議に出席されていました。
招かれた有識者は、【経済界】【研究開発・教育・成長インフラ】【雇用・人材開発】をはじめとして分野ごとに10のグループに分けられ、グループ別に意見の聴取が行われました。
当時、三鷹市長であった私は【地方自治体・地域経済】の分野で招聘されました。
この分野では、いずれも当時の、岩田一郎・島根県奥出雲町長、笠松和市・徳島県上勝町長、橋下徹・大阪府知事、東国原英夫・宮崎県知事、古田肇・岐阜県知事、本田敏秋・岩手県遠野市長、佐藤俊彰・ホクレン農業協同組合連合会会長、髙木繁雄・北陸銀行頭取が参加されました。
その折に、【経済財政諮問会議の民間出身議員】のお1人として参加されていたのが高橋進さんでした。
高橋さんは、会議後に有識者のところに来てくださって、私の発言についてもご丁寧にコメントしてくださり、激励してくださいました。
それを機会に、年賀状の交換をさせていただくようになりました。
そして、2019年から【休眠預金等活用審議会】の会長をされている高橋さんと、2021年から委員に就任した私は再会したのです。
けれども、もっぱらオンライン会議での再会でしたので、会議の前に、少しだけオンラインでお話しすることしかできないまま4年の年月が流れました。
そして、先日、再会して、思わずお互いに「対面でお目にかかるのは本当にお久しぶりですね」とお互いの近況を語り合いつつ、視察先で、その再会を祝して記念写真を撮りました。
また、この9月から【休眠預金等活用審議会】の専門委員に就任された【一般社団法人たすけあい代表理事・一般社団法人ゆめさぽ代表理事】の田中れいかさんとも、お久しぶりに再会しました。
田中さんと初めてお目にかかったのは、2022年5月開催された【にっぽん子ども子育て応援団創立13周年記念フォーラム】の時です。
応援団は、昨年6月より活動を停止してますが、私はこの団体の企画委員を務めていました。
このフォーラムでは、【第一部 全ての子どもが「健全に生まれて育つ」権利を守る環境整備に向けて「今、言いたい! ここが足りない、至らない」】を実施しました。
その時に、コーディネーターをつとめたのが、元厚生労働事務次官で、現在は全国社会福祉協議会は会長の村木厚子さんと私でした。
そして、「誰もがなりたい自分になれる社会の実現」をテーマにパネリストとして参加してくださったのが、田中れいかさんでした。
他のパネリストは、中島かおり・NPO法人ピッコラーレ代表理事、可知悠子・北里大学医学部公衆衛生学講師、西野博之・認定NPO法人フリースペースたまりば理事長の方々でした。
田中れいかさんは、7歳から18歳までの11年間、東京都世田谷区の児童養護施設で暮らした体験を踏まえつつ、【施設で暮らす人が、いつでも夢を叶えられるような社会にしたい】という自身のミッションに気づかれて、NPOの運営をされています。
田中さんは【社会的養護】の理解促進に携わるとともに、社会的養護専門情報サイト【たすけあい】の運営を行いつつ、進学を希望する子どもたちの受験費用をサポートする【ゆめさぽ】の代表理事として活動して、自身の経験を力に、制度のはざまで夢をあきらめないこどもたちを応援しています。
その実践を基礎に、こども家庭庁「こども家庭審議会」委員、東京都「児童福祉審議会」専門部会 委員、東京都「こども未来会議」委員などをつとめていらっしゃり、このたびは休眠預金等活用審議会の専門委員に就任されたのです。
田中さんとも、お久しぶりに対面で再会したところ、左手の薬指に指輪を発見して「おめでとうございます」と祝福しますと、「パートナーに巡り合えて、とても安心して日々充実しています」とのことを伺い、私の心にも本当に幸せな気持ちがいっぱいになりました。
こうして、【休眠預金サマーセミナー2025】でのお2人との再会を通して、【対面で会うことの大切さ】を改めて感謝しました。
清原慶子 Official Website
