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令和7年度【東京都地域学校協働活動推進フォーラム/コミュニティ・スクール推進フォーラム】で基調講演を担当

令和7年度【東京都地域学校協働活動推進フォーラム/コミュニティ・スクール推進フォーラム】で基調講演を担当

このフォーラムの主催は【東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課・義務教育課】で、毎年この時期に開催されているとのことです。
今年の会場は、全校に地域学校協働本部とコミュニティ・スクールを導入して6年目となる板橋区の区役所近くの区立グリーンホールでした。
そして、今年のテーマは【ウェルビーイングを育む地域と学校、こどもたちの未来〜地域、学校、教育委員会の連携・協働〜】です。
ウェルビーイングの視点から、学習指導要領が目指す「社会に開かれた教育課程」を念頭に、学校と地域・社会との連携・協働について、区市町村教育委員会職員、学校運営協議会委員、統括及び地域コーディネーター、小・中学校の教員、PTA役員などの関係者が一堂に会し、対話を通して共に学ぶ場として企画されました。

都営地下鉄「板橋区役所」駅から徒歩数分の会場に着くと、東京都教育庁地域教育支援部の神永貴志部長はじめ生涯学習課の皆様が歓迎してくださいました。
神永部長は、私が三鷹市長在任中に総務局行政部で活躍されており、東京都市長会の会議等でお目にかかる機会が多かった方で、懐かしいい再会となりました。
今年の4月から教育庁にご異動になったとのことですが、都と都内市区町村との連携をご経験の方ですので、地域学校協働活動やコミュニティ・スクールの推進にはふさわしい方であり、再会を心強く思いました。

加えて、三鷹市でコミュニティ・スクール委員会の委員や地域学校協働活動支援員としてご活躍の市民の皆様も参加されており、お久しぶりに再会しました。
皆様は、私が三鷹市長在任中に、教育委員会と連携して【コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育】の構想にご理解をいただき、その推進に参画され、現在も活動を継続していただいているとともに、新しく参加される方を発掘してくださっている方々です。

このフォーラムは、第1部では、私が全体のテーマに基づき、東京都の方と打ち合わせをして決定した【誰もがウェルビーイングな社会の担い手となる、学校・地域・行政の連携・協働の進化・深化を】というテーマで講演をしました。
まずは、地域学校協働活動の取組みに参画されている皆様、コミュニティ・スクールの取組みに参画されている皆様に、日ごろのご努力に感謝を申しました。
そして、地域学校協働活動・コミュニティ・スクールの取組みにこれから参画されようとしている皆様には、その思いが実現しますように応援させていただきたいとの気持ちで講演を始めました。
その項目は以下の通りです。
1.ウェルビーイングについて
2.こどもたちをめぐる現状を共有しましょう
3.コミュニティ・スクール及び地域学校協働活動の最新の動向を共有しましょう
4.【ウェルビーイング】の視点から、学校・地域・行政の連携・協働の進化・深化に向けて多角的に考えましょう
 A.児童生徒・若者がウェルビーイングの実感を得るために
 B.学校・教職員がウェルビーイングの実感を得るために  
 C.多様な団体がウェルビーイングの実感を得るために
 D. コミュニティ・スクールや地域学校協働活動に関わる多様な地域住民・大人がウェルビーイングの実感を得るために 

今年のキーワードが【ウェルビーイング】であることから、その説明に時間を割きました。
たとえば、現行の【第4期教育振興基本計画】では、計画のコンセプトに【2040年以降の社会を見据えた持続可能な社会の創り手の育成】とともに、【日本社会に根差したウェルビーイングの向上】を位置付けています。
そのための今後の教育政策に関する基本的な方針には、【地域や家庭で共に学び支え合う社会の実現に向けた教育の推進】が位置付けられています。
まさに、地域学校協働活動やコミュニティ・スクールの取組みの充実が有用となります。

私たちは、児童生徒学生をはじめ、学習者の背景や特性・意欲の多様性を前提として、学習者の視点に立ち、誰もが、いつでもどこからでも、誰とでも、自分らしく学ぶことができ、誰一人取り残されず、一人一人の可能性が最大限に引き出され、一人一人の多様な幸せであるとともに社会全体の幸せでもある【ウェルビーイング】が実現されるように、制度等の在り方を考えていく必要があります。
これは幼児教育から高等教育まで一貫して追求しなければならない目標なのです。
こうして、私の基調講演は、本フォーラムの中核である第2部の【分科会】で、参加者の皆様が意見交換を生かしていただくためのきっかけづくりであり、キーワードの提示であることを認識して、可能な限り、現状のデータをご紹介しつつ、わかりやすくお話ししました。

ちょうど、1時間の講演を聴いていただき、第2部は参加者の皆様が次の4つの分科会に分かれて意見交換をされました。
【A】 みんながワクワクするコーディネートをはじめよう!
~ウェルビーイングを高める地域コーディネーターを目指して~
・助言者:東京都地域学校協働活動推進員
【B】 コミュニティ・スクールを改めて学ぶ 
・講師:相田 康弘 氏(山口県下関市立長府中学校長)
・助言者:東京都地域学校協働活動推進員
【C】 子供たちのウェルビーイングを支える放課後の居場所づくり
・助言者:東京都地域学校協働活動推進員
【D】 地域学校協働活動やCSが広がる今、PTAの役割について考える
~保護者と地域・学校のウェルビーイングな役割~
・講師:大塚玲子 氏(ライター)
・助言者:東京都地域学校協働活動推進員

この日のフォーラムに参加された中には、23歳の大学院生が含まれていました。この方は、社会教育士の称号も持ち、大学院で学びながら、地域学校協働活動に参画しているとのことです。
また、企業を定年退職後に、その経験を活かして、地域学校協働活動の一環として、不登校の児童生徒への支援や、放課後の学びの支援に参加されている方もいます。
文字通り【多様な都民】の皆様が、初等中等教育の場に参画されることで、児童生徒の視野が広がり、地域に開かれた学校教育の実現と、地域の多様な人財との交流による活力が生まれています。
この日の参加者の皆様の、実践に基づいた意見交換の充実と、今後の活動の進化・深化を期待しています。

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