三鷹市立東台小学校の音楽会で感じた【こどもたちの才能の魅力】
11月22日(土)スクールサポーターをつとめている鷹南学園三鷹市立東台小学校の音楽会に出かけました。
会場は体育館で、今年度の音楽会のテーマは「音楽に願いをかけよう」です。
体育館の広さに制約があることから、保護者の皆さんは自分のお子さんの居る学年の演奏を鑑賞するという学年別の入れ替え制です。
私が同居している孫は4年生と6年生で、2人とも金管バンドに所属しています。
また、私は主として絵本の読み聞かせを担当するスクールサポーターとして、1年生から6年生まで担当しているとともに、【中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会特別支援教育WGの主査をしていることから、学校にお願いをして、校庭にあるくすの木を象徴して【くすの木学級】という名称がつけられている特別支援学級の演奏から鑑賞させていただきました。
全学年が心を合わせて【気球に乗ってどこまでも】を斉唱しました。
合奏は【くすの木学級オリジナル作品】で、リコーダー、タンバリンなどの楽器を、心を合わせて演奏しています。
複数の楽器を演奏する児童もいて、頼もしいです。
ちょうど、11月26日(水)の読み聞かせのクラスはくすの木学級の低学年でしたので、児童の皆さんに、「音楽会の演奏は一生懸命練習したことがわかる素晴らしい歌と演奏でした。どうもありがとうございます。」と、直接お礼を言うことができました。
くすの木学級の後には、4年生以上の有志の児童による【金管バンド】の演奏です。
曲目は結成10年を迎えて、いわゆるベストテンランキングに複数の楽曲が入って言える【Mrs Green Apple】のメドレーでした。
3年生は斉唱を1曲歌った後で、リコーダーでグループごとに4曲を演奏しましたが、それぞれの曲の特徴と個性が表れていました。
4年生は、【世界が1つになるまで】【風になりたい】を合唱した後で、【風になりたい】を合奏しました。4年生になると木琴やドラムなどが加わって、楽器が多様化します。
5年生はスタジオジブリの作品から【さんぽ】【君をのせて】の2曲を合唱し、【君をのせて】を合奏しました。
合唱も合奏も、それぞれのパートがさらに複雑になって、高度化が伺えます。
6年生は【越えてゆけ】の合唱と【鳥の人】の合奏です。
さすがに最高学年であり、歌も演奏も、それぞれのパートがさらに分かれて、1人ひとりが声や音を【合わせてゆく】チカラを強く感じました。
4年生5年生6年生には会場から【アンコール】の声と拍手が沸き上がり、それぞれが合奏をもう一度ずつ演奏してくれました。
おわりの言葉を話した6年生は、卒業を控えて、音楽会に学年全体で打ち込んだことの意義と、心を合わせて合唱と演奏に打ち込んだことの誇りを語ってくれました。
終了後、一貫して笑顔で児童の歌と演奏を応援されていた大木美香校長に感謝を申しますと、「実は音楽会は3年に1度の開催となりますので、会場から4年生以上にアンコールがあってうれしかったです」とおっしゃいました。
また、3年生以上の各学年及び金管バンドの指揮を担当されていた平野井先生に感謝しました。
私は、「各学年及びくすの木学級の歌や楽器演奏の選曲が、各学年やくすの木学級の個性を表しているように感じました。そして、それぞれの学年の段階に応じて、楽器の種類も違って、学年ごとの成長の姿を受け止めることができました。大変にお疲れさまでした」と申しますと、平野井先生は「本当にこどもたちがやりきってくれました」と満面の笑みです。
音楽会でのこどもたちの歌声と演奏には、こどもたち1人ひとりの願いがかけられていたと思います。
音楽会に参加して、歌と楽器演奏を、声と体全体で表現してくれた【こどもたちの才能の魅力】を強く感じました。
それが【音楽の力】を引き出すこどもたちのチカラなのだと思います。
清原慶子 Official Website
