エントリー

「三鷹・星と宇宙の日」のオンライン開催が公表されました。

「三鷹・星と宇宙の日」のオンライン開催が公表されました。

三鷹市大沢にある国立天文台三鷹キャンパスは日本が誇る天文学の研究と教育の拠点です。
ここには、自然科学研究機構 国立天文台、自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンター、東京大学 天文学教育研究センター、総合研究大学院大学 天文科学専攻が立地しているのです。
9月17日、その4つの機関が主催して、10月23日に「三鷹・星と宇宙の日」をオンラインで開催することが公表されました。

私が三鷹市長に就任したのは2003年4月30日でしたが、5月に入ってすぐに、当時の国立天文台長の海部宣男さんを訪問しました。
海部さんは国立天文台の常時公開を始められていて、
「三鷹キャンパスを天文学をはじめとした自然科学が学べる公園にしたい」と語られました。

その後、国立天文台長を退官されたか海部さんが世界天文学連合の会長予定者に就任された2009年は、ガリレオ・ガリレイによる天体望遠鏡を用いた初めての天体観測から400年目であることを記念し、国際連合、ユネスコ、国際天文学連合が「世界天文年」としました。
そして、世界中の人々に天文学と宇宙への関心の喚起を目的とした事業が140ヵ国を超える規模で行われました。

「世界天文年2009・日本委員会」の構成メンバーは国立天文台、学術会議、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本天文学会などで、委員長は海部さんでした。

三鷹市も国立天文台三鷹キャンパスの地元として、記念事業を国立天文台や三鷹ネットワーク大学と協働して行いました。

たとえは、三鷹キャンパス内にある「三鷹市星と森と絵本の家」は、世界天文年の2009年に、国立天文台の協力のもとに三鷹市が大正時代に建てられた国立天文台官舎を復刻して設置・運営している、絵本を中心に天文学や自然科学、日本の伝統行事などを、世代を超えて、楽しみながらを学べる施設として開設したものです。

そして、2009年世界天文年を契機に、国立天文台、三鷹ネットワーク大学と三鷹市は「東京国際科学フェスティバル」「三鷹の森科学文化祭」の共催を開始しています。
コロナ禍で2021年度は9月の実施が困難になり、年度内の実施可能性が検討されている「太陽系ウォーク」も、世界天文年を記念して開始されました。
この事業は「三鷹市と国立 天文台の包括的な連携協定」に基づき、 開始当初より国立天文台の積極的な 支援のもと、歴代台長のご理解のもと、准教授の縣秀彦さんをはじめとする皆様が実行委員会で活躍されてきました。

なお、私が市長退任後に、三鷹ネットワーク大学で「星空案内人(星のソムリエ)」資格認定講習会を受講して星空準案内人資格を取得したのも、国立天文台との協働により多くの事業を行うことができたことへの感謝の気持ちがきっかけでした。

そして、2009年に毎年恒例の国立天文台「三鷹地区特別公開」が「三鷹・星と宇宙の日」という名称に変わっから13年目の今年、コロナ禍に負けずに、オンラインでの開催を決定していただきました!
全世界から参加できるライブ配信と特設サイトが楽しみです。

ユーティリティ

記事検索Entry Search

Search
キーワード

過去ログArchives

RSS Feed