エントリー

しろがねgalleryで開催している「東京手仕事展」を訪問しました。

しろがねgalleryで開催している「東京手仕事展」を訪問しました。

勤労感謝の日に、三鷹市下連雀のしろがねgalleryで開催している「東京手仕事展」を訪問しました。

20211124-2.jpg 20211124-3.jpg 20211124-4.jpg

展示会場にいらした「公益財団法人東京都中小企業振興公社」のご担当者の方によりますと、この展示会は、同公社がすすめている、東京都の伝統工芸の技術を活かしつつ、ビジネスパートナーとの連携による「商品開発」と、それらを国内外にPRして販路を広げる「普及促進」とを両輪とする「東京手仕事プロジェクト」の一環で開催されているものとのことです。

長く継承されている江戸職人の匠と技と心意気を引き継いでいる東京工芸の技術は素晴らしいものです。
それを利用していただき、さらに継承していくためには、現代のニーズに応じた新商品の開発が必要ですし、その商品をPRして、必要な人に届けると共に、東京工芸の良さを知らない人に知らせていく販路の開発も必要です。

これまではこうした展示会は都心のデパートなどで開催されることが多かったそうですが、しろがねgalleryとの共催により、多摩地域での会場で開催されることになったそうです。
江戸切子細工、木目込み人形、かんざし、傘など多様な伝統工芸が展示・即売されています。

この日は荒川区南千住の江戸手描提灯の「泪橋大嶋屋提灯店」の村田健一郎さんが提灯の手描きを実演していました。
「泪橋大嶋屋提灯店」は大正2年に、ご先祖様が提灯の老舗の大嶋屋の屋号を引き継いで創業して以来、四代目と言うことで、三代目のお父さんと一緒にお店を守っています。

村田さんは伝統工芸を引き継ぐと共に、提灯にスマートフォンを入れて、光と音(音楽)を同時に楽しめる「OTO CHOCHIN(おとちょうちん)」を開発しており、その作品も展示されていました。
今後は、国内外のお客様にネットショッピングで購入していただけるような取り組みを計画しているとのことです。

この手仕事展を拝見して、改めて東京工芸の魅力にひかれました。
そして、東京都の伝統工芸の若い後継者の皆様が、その匠の持続可能性を模索し、それを公社が支援する「東京手仕事プロジェクト」の発展を応援したいと思います。
本展示会は29日迄開催されています。是非、ご覧ください。

ユーティリティ

記事検索Entry Search

Search
キーワード

過去ログArchives

RSS Feed