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文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会に参加し、議事を進行しました。

文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会に参加し、議事を進行しました。

12月21日午後、 文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会」の第114回会議(オンライン)に、私は分科会長として事務局との連携のために文科省の会議室で参加し、議事を運営しました。

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今回の会議では、第11期の検討課題の一つとしている「これからの社会で活躍するために求められる能力とその育成方法」について審議することとして、長谷川敦士(武蔵野美術大学教授・株式会社コンセント代表)委員に「これからの社会におけるアート教育とデザイン教育」についての報告をしていただきました。

長谷川委員は、これからの社会における「デザイン」と「アート」教育については、社会における「デザイン」「アート」の理解を深めて「デザイン」「アート」を学ぶ環境づくりが必要であること、「デザイン」と「アート」す教育については中等教育機関での「探究型学習」との接続が期待されること、社会における美術大学の役割 、初等・中等教育における図工・美術の教育の役割についての再考が大切であること、リカレント教育における「デザイン」「アート」教育が有用であり、そのための「デザイン」「アート」の教育者育成 が必要であることなどを提起されました。

次に山内祐平(東京大学情報学環学環長・学際情報学府学府長)委員に「生涯学習におけるオンライン教育」について報告していただきました。

山内委員は、「MOOC(Massive Open Online Course /大規模公開オンライン講座)という大学や企業・生涯学習機関がオンラインの講座を無償で受講できる仕組みについて、その運営に関わっていらっしゃる立場からの実証的な視点から報告してくださいました。

「MOOC」は履修は無料ですが、履修証明証は有料(1コース数千円程度)であり、それが運営に充てられています。
山内委員は、受講状況や反転学習の実施等による学習効果の検証をもとに、まとめとして、

• オンライン学習は人生100年時代に必要な 多様な知識を学ぶ機会を提供できる。
• 対面の協調学習と組み合わせることで、 より高度な能力獲得につなげることができる。

という2点を提示しました。

お二人の報告を受けた意見交換では、学校教育においてGIGAスクール構想が推進される現代社会にあって、生涯学習・社会教育の場においても、最適なデジタル化が有用であること、その際、個人的な知識の習得に果たす機能と、地域課題の解決に向けた機能とは分けて考えていく必要が提起されました。
また、オンラインでの学習と、対面による協働型学習の組み合わせのメリットも確認されました。
特に、デザイン教育の大学院でも多世代多職種の学生の学びがあるとともに、「MOOC」の対面の反転学習では小学生から高齢者までの多世代多職種の参加と協働型学習があり、生涯学習・社会教育の場での応用の可能性が期待されます。

2つの報告を受けた意見交換の後、「今期の生涯学習分科会の議論の方向性について 清原・牧野メモ 20211221」が、牧野篤副分科会長から説明され、委員間で共有されました。
特に、
「今後の政策提言に結び付くような議論へ」として

○社会基盤形成・総合行政としての社会教育・生涯学習
○地域コミュニティの基盤としての社会教育施設等の機能の強化
○デジタル社会において社会的包摂を実現するために求められる生涯学習・社会教育の振興方策等

についてなどを共有して、今後の審議について、この資料をもとにして深めていくことが確認されました。

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