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文部科学省「中央教育審議会」総会に参加しました。

文部科学省「中央教育審議会」総会に参加しました。

文部科学省「中央教育審議会」総会にオンラインで参加しました。
会議では、末松文部科学大臣から「次期教育振興基本計画の策定について」の諮問が渡邉光一郎会長に手交されました。

諮問の内容は、令和4(2023)年から令和9(2028)年までの次期教育振興基本計画の策定に向けて、「望む未来を私たち自身で示し、作り上げていくことが求められる時代に求められる教育」について、下記の項目について検討することが要請されています。

具体的な項目は

1.改正教育基本法の基本理念、現行計画の成果と課題、国内状況の変化、国際環境の変化等を踏まえ た今後の教育政策に関する基本的な方針について。特に、オンライン教育を活用する観点など「デジ タル」と「リアル」の最適な組合せ、及び、幼児教育・義務教育の基礎の上に、高等学校、大学、高 等専門学校、専門学校、大学院まで全体が連続性・一貫性を持ち、社会のニーズに応えるものとなる 教育や学習の在り方について
2.上記の基本的な方針を踏まえた、生涯を通じたあらゆる教育段階における、今後5年間の教育政策 の目指すべき方向性と主な施策について
3.学校内外において、生涯を通じて学び成長し、主体的に社会の形成に参画する中で、共生社会の実 現を目指した学習を充実するための環境づくりについて
4.第3期教育振興基本計画及びその点検結果を踏まえつつ、多様な教育データをより有効な政策の評 価・改善に活用するための方策について、です。

諮問の趣旨は、ICT(情報通信技術)やAI(人口知能)が普及する「Society 5.0」の時代、2040年の将来の社会を見据えて、幼児教育・義務教育から高等学校、大学、高等専門学校、 専門学校、大学院まで全体が連続性・一貫性を持ち、社会のニーズに応えるものとなるように、教育や 学習の在り方について検討することを求めています。
そして、GIGAスクール構想が、コロナ禍にあって推進されている中、「デジタル」と「リアル」の最適な組合せがコロナ後の教育や学習の在り方について重要な検討課題となっています。

同時に、SDGsも目指している共生社会を実現していく上で、学習者の背景や特性・意欲の多様性を前提とした取り組みが有用です。
そこで、学習者の視点に立ち、 誰もが、いつでもどこからでも、誰とでも、自分らしく学ぶことができるような、誰一人取り残されず、一人 ひとりの可能性が最大限に引き出される教育体制が求められます。
そのことを通して、一人ひとりの多様な幸せであるとともに社会全体の幸せでもある 「ウェルビーイング」が実現されるような制度等の在り方が検討課題となります。

こうした課題を検討することは決して容易ではないと思います。
そこで、総会直属の組織として「教育振興基本計画部会」が設置されることも承認されました。

本諮問を受けて、私は生涯学習分科会長として、部会の審議を尊重しつつ、本諮問の趣旨を受け止め、それを分科会で共有して、生涯学習の分野でも審議を深めて、今後の検討に貢献したいと発言しました。
皆様も是非ご注目をお願いします。

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