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文部科学省主催のオンラインシンポジウム「 『令和の日本型教育』を語る!〜一人一人の子供を主語にする学校教育とは〜」を聴講しました。

文部科学省主催のオンラインシンポジウム「 『令和の日本型教育』を語る!〜一人一人の子供を主語にする学校教育とは〜」を聴講しました。

文部科学省主催のオンラインシンポジウム「 『令和の日本型教育』を語る!〜一人一人の子供を主語にする学校教育とは〜」を聴講しました。

パネリストは全員が、前期の中央教育審議会初等中等教育分科会の委員として、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号) の取りまとめに参加された6人の皆様です。

・荒瀬克己さん(関西国際大学学長補佐・基盤教育機構教授)
・今村久美さん(認定NPO法人カタリバ代表理事)
・堀田龍也さん(東北大学大学院情報科学研究科教授)
・岩本悠さん(一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム代表理事)
・戸ヶ﨑勤さん(戸田市教育委員会教育長)
・神野元基さん(株式会社COMPASSファウンダー )

モデレーターは文部科学省広報戦略アドバイザーの寺西隆行さんです。

分科会長として答申を取りまとめられた荒瀬さんは、学習指導要領の前文には、教員が児童生徒一人一人を大切にして自己肯定感の獲得を支援することが明確に示されていること、また京都市の教育委員会の教育に関する重要事項にも、まずは教職員が児童生徒を徹底的に大切にすること、校長が教師一人一人を徹底的に大切にすること、教育委員会が学校を大切にすることが明記されていることの紹介を通して、今後の学校教育が、児童生徒を主語にした教育を推進する必要があると提起されました。

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埼玉県戸田市の戸ヶ崎勤教育長は、教育長として本答申の趣旨や内容を校長や教員と共有して、教育委員会としては戸田型ハイブリッド授業等を有効に実践するなど、学校現場の主体的な児童生徒中心の取組をしっかりと支援していく決意を披歴されました。

今村さんは不登校児童生徒を支援することによる一人一人を大切にする実践、堀田さんは一人一台端末の活用等ICTを適切に生かすことによる一人一人の自己肯定感に裏付けられた学びの実現を提起されました。
神野さんは、ICTを活用した麹町中学での時数の効率化などの取組だけでなく、ご自身の地方でのインターネット活用の経験を通して、ICTが持つ教育の機会格差の是正や人間の生き方の多様性などについて語りました。
岩本さんは、特にコロナ禍にあって、決して「中央」ではなくて、言わば「辺境」の視点から、現場の声を聴きながら二項対立ではない方向性を積極的に提言をしながら審議に臨んだ経過を語りました。

その後のパネリストの皆様のやり取りを通して、教職員が一人一人の子どもたちを大切にする伴走者となる為には、教員にも伴走者が必要であること、旧来の学校の雰囲気や教員の文化と呼ばれるものについてはさらに風通しを良くする努力が求められていることを受け止めました。

本シンポジウムは下記からアーカイブで視聴できます。

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